議論の整理
『新共同訳 聖書』から抜粋された引用文に共通する、キリスト教に固有のメッセージとは、神と私たちは一体であるというものである。地球上にあるすべての自然やもの、そして私たちの心と体は、すべて神の御心によりデザインされたものである。共通の神から生まれているため、すべての人類は互いを愛することが正しい心なのである。
問題発見
それでは、『新共同訳 聖書』の引用文は、どのようなことを根拠に、私たちは共通の神から生まれていると述べているのだろか。その根拠から、私たちが忘れてはならない、どのような心構えが分かるのだろうか。
論証
引用文(1)から分かることは、地上に存在するすべての人間は「神に愛される」存在であるということだ。なぜなら、神は愛していない存在をわざわざ生み出すことはしないからだである。そして、十字架刑により苦しみを味わったイエス・キリストは、私たちが神に対して抱いている愛を、私たちの身代わりになって神に示してくれたことを、引用(8)が示している。
このふたつの引用文から分かることは、人間は生まれながらにして神に愛される存在であり、同時に神を愛するものであるということだ。このメッセージから分かることは、国、外見、言語、文化など、さまざまな違いがあっても、それはささいな違いにすぎない。人間が生まれたルーツをさかのぼると、人間はすべて神の手により形づくられた存在であり、何の違いもないのである。
結論
そして引用(12)で示されているように、私たちはみんな神に愛されている存在であることを認識し、共通のルーツがあるものとして、互いを愛し合うことを実践することが、正しい道である。神の愛を実践することは、家族、友人、隣人、そして出会ったことのないすべての人を愛すること。自分の気持ち次第でキリスト教のメッセージを実践することができるのだ。
吟味
ここから私は、身近な人に愛を示すことを日ごろから心がけることが大切であると考えた。困っている人を助ける、大切な人に感謝の気持ちを伝えるなど、私たちができることはたくさんあることを、キリスト教のメッセージから学ぶことができる。(883文字)
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