■設問
次の問いに答えなさい。
近年、共生社会の実現が大きな課題となってきています。
問1.「共生社会」の実現が大きな課題となってきた背景を説明するとともに、それに対するあなたの考えを400字以内で記述しなさい。
問2.「共生社会」実現の方策について、あなたの考えを体験や実践をもとに600字以内で記述しなさい。
■ 答案構成
5STEPで書く
議論の整理→ 価値観が多様化した社会の到来が「共生社会」が課題となった要因
問題発見→ 共生社会実現のためには、どういった方法があるか?
論証→ 現状、自分とは異なる立場の人に対して配慮が足りていない
解決策or結論→ 全ての人が利用しやすいモノや制度を作る
解決策or結論の吟味→ 予算面の制約
■回答
問1
議論の整理→ 価値観が多様化した社会の到来が「共生社会」が課題となった要因
共生社会とは、これまで必ずしも十分に社会参加できるような環境になかった障害者等が、積極的に参加・貢献していくことができる社会である。近年国際化が進み、国と国の間で気軽に人の移動が可能となり、日本でも中国人やアメリカ人など多国籍人の割合が増えている。外国の人は育ってきた環境や価値観、生活習慣など全く日本とは違うため、一緒に暮らすためにはこうした異文化への理解が必要となってくる。こうした多様な価値観への理解を深め共存していく社会が到来したことが「共生社会」実現が課題となった要因だろう。共生社会の実現は私は素晴らしいことだと考える。共生社会実現により、今までふれることの無かった多様な価値観に触れられ、そうしたふれあいは個人の人間的な成長にもつながるだろう。
問2.
問題発見→ 共生社会実現のためには、どういった方法があるか?
共生社会の実現のためにはどのような政策が必要か考えるとしよう。
論証→ 現状、自分とは異なる立場の人に対して配慮が足りていない
まず、私が今まで日本で暮らしてきた体験談を語ることにする。私がネットの記事で見たのは、外国人観光客に対して、牛丼屋の店員が高圧的に接してきたそうである。どう利用せずか分からず困っている外国人に対し、どう利用すればいいか教えもしないそうだ。また、最近セルフレジがスーパーや映画館で多くみかけるが、高齢者の方などが使い方が分からず困っている光景をよく見かける。店側からすれば人件費削減のためセルフレジ導入は致し方ないところはあるだろうが、こういった新しい機械の導入は、機械に弱い高齢者の方にとっては苦痛である。こうした私の体験談から判断すると、国民の意識、提供されるサービスやモノ双方の面から、自分とは異なる立場のモノへの配慮が足りていないと思われる。
解決策or結論→ 全ての人が利用しやすいモノや制度を作る
こうした事情を考慮するに、全ての人にとって利用しやすいサービスを提供することが共生社会の実現には重要だと思われる。例えば、高齢者でも乗れるようにノンステップバスを導入するバス会社が増えている。ノンステップバスのようにバリアフリーの意識を持ち、全ての人々が暮らしやすい社会を実現することが必要であろう。
解決策or結論の吟味→ 予算面の制約
そうはいっても予算の制約があったりなかなか既存のモノを変えるのは難しいことだろう。しかし「共生社会」の実現は今、社会に突き付けられた喫緊の課題であることを胸にとめ、早急に対策を取り組むべき事象である。
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