2020年 上智大学編入学試験 総合人間科学部・社会福祉学科 小論文 解答例(問2)

議論の整理(要約)

外国人や難民の受け入れに対する意識のなかで「格差を容認する排他主義」がもっとも良くない社会であると考える。私は、ある程度の経済的な格差は生じざるを得ないという立場である。高所得者に多文化主義が浸透していることで、格差を解消する流れが生まれるため、格差そのものが絶対悪だとは考えていない。

格差を容認する人々は、自分が経済的に成功することだけを考えている。そのため、格差が生じていることに気が付かず、たとえ気が付いたとしてもそれを解決する気持ちを持っていない。そのため格差だけが広がり、それを解消しようとする動きは生じることはない。

問題発見

この類型による社会でると、どのような社会福祉や社会保障となってしまうのだろうか。

論証

「格差を容認する排他主義」が主流の社会になると、社会福祉の制度によるサポートを必要とする人々が増えていく。格差を容認しながら多文化を認めない人たちは、自分とは異なる層を受け入れる、あるいはサポートする行動を起こす確率が低い。私が最善とする「格差を容認する多文化主義」のような、高所得者による格差を解消する流れが生じないため、社会がより良くならないのである。

このような社会であると、たとえ国が雇用拡大のための予算を投じたとしても、それが有効活用されることはない。税金の無駄遣いが増えていき、国民の負担がふくれあがっていく。その結果、経済的に困窮する層が拡大し、さらなる社会福祉費が投じられ、国家経済が停滞してしまう。

結論

最終的に、「格差を容認する排他主義」により経済的に成功している人たちは、国家経済の停滞により利益が得られなくなる。倒産する企業が増えることで、税収入が減ってしまい、ますます国の景気が後退するという負のスパイラルに陥ると予想する。

吟味

社会福祉や社会保障と結びつけて多文化主義を浸透させるために、リーダー教育と理想的な社会の創造をセットで考えてみる必要があると感じた。(810文字)

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