慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(中村優治ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、「日本においては英語の国際化と英語教育の充実が一段と推し進められており,日本の将来計画に向けても英語は国策のカギとなっていると考えられる」としている。

問題発見・・・しかし、別の論文(※2)では「「なぜ日本人は英語が話せないのか」、その原因は二つある。ひとつは、外国語の習得には、①「言語的な距離」ないし「言語差」が決定的に影響するということである。もうひとつは、言語差を構成する要因は色々あるが、その中でも、英語には日本語にない、②「瞬時的処理を必要とする文法的な計算や操作」などが含まれ、その脳内処理が極めて大きなハンディになることだ」としている。そして、グローバリゼーション=英語化は間違いだとしている。

論証・・・これは極めて重要な問題提起である。なぜなら日本語を母語とする者が英語を苦手とする通説について、決定的な論証を与えたからである。日本の英語教育は根本的見直しを迫られるのではないか。

結論・・・そこで私は、日本語を母語とする者にあった英語教育を研究したい。

※1中村優治(2017)「英語のグローバル化と英語教育の諸問題」
※2成田一(2013)「日本人に相応しい英語教育」

 

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