慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(ナコリチェフスキー アンドリィゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、天台宗について論じている。天台宗の特色と言えば、「仏が神の姿をして日本に現れている」と考える垂迹説である。

問題発見・・・しかし、日本のキリスト教信者、キリシタンが垂迹説を取っていたかどうかは定かではない。

論証・・・なぜなら、キリシタンは神道や仏教にもとづく慣習とカトリックの慣習を融合させたからである。そこには強烈なカトリックの原理である異教排斥はあまり働いていない。表を観音像、裏をマリア像とした銅像に向かって拝んだり、神社のお札のように家に聖人像を飾ったり、多分に垂迹的な傾向が見えるのである。したがって、キリシタンがどの程度垂迹説を取っていたかは研究の余地がある。

結論・・・そこで私は、キリシタンにおける垂迹説について研究したい。

※1Andriy Nakorchevski(1998)「Tendai Hongaku Shiso and Japanese Culture」

 

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