慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(金子洋之ゼミ向け)

議論の整理・・・論文(※1)では、文系の学生が実験を通して自然科学の素養を身に付ける必要性が強調されている。また別の論文(※2)では、プログラミングを通して情報処理の素養を身に付ける必要性が強調されている。

問題発見・・・しかし、身に付ける情報処理の素養が日本語プログラミング環境PENで終わっている場合も少なくないようである。これで果たして十分と言えるのか。

論証・・・なぜなら、現在文系の研究においても統計的処理の必要性は高まってきており、データベースを用いたデータの解析、それに伴う高度なプログラミングスキルを身に付けることは、理系の研究同様必須だと考えられるからである。ところがこのスキルは非常に取得の難易度が高く、理系の学生であっても容易ではない。

結論・・・そこで私は、文系の学生が高度なプログラミングスキルを身に付けるためにはどのような教育をすればいいのかについて研究したい。

※1関根勉、縄田朋樹、田嶋玄一、山北佳宏、小林弥生「理科実験をとおした大学間連携をめざして−東北地区の大学の理科実験科目調査−」
※2吉田智子「文系学部の情報教育へのプログラミングの導入~ PEN を用いた実践例~」

 

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