慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(浅見雄一ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)によれば、日本におけるキリスト教の布教開始時、日本人が親族等の宗教儀礼に同行し、「心の中では主を崇拝しながら、異教の神を崇拝すること」「火葬の葬儀に参列すること」は許容された、となっている。これは現代でも日本のキリスト教徒の中で踏襲されている。社会との無用な軋轢を避けるためである。

問題発見・・・しかしながら、キリスト教系の新興宗教である「エホバの証人」の信者たちは決して仏壇に手を合わせないし、葬儀に参列しても仏教式の焼香はしない。この点に関して、日本社会では軋轢が生じている。ところが、この点に関する学術的研究は皆無である。

論証・・・実際私の親族には「エホバの証人」の信者がいて、親族内で軋轢が生じている。この軋轢が生じる根本原因について参考になる研究は存在しない。

結論・・・そこで私は、「エホバの証人」の宗教的な慣習にかんしてなぜ日本社会の中で軋轢が生じるのかを学術的に明らかにしたい。

※1浅見雅一(2000)「キリシタン時代における偶像崇拝について」

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