(林)毎日学習会の林です。
(高橋)高橋です。
(林)じゃあ、さっそくやっていきましょう。
今日は、慶應SFCの総合政策の小論文ですね。あの政治系の小論文に関してなんですけども。
えっと、どうですか。受験勉強したときって、結構総合政策学部の小論文って、悩まれませんでしたか?
(高橋)めちゃめちゃ悩みましたね。
(林)なにがきつかったですか?
(高橋)最新の時事問題とか大事なんだろうけど、んーなんか資料も多いしなーみたいな。
(林)資料は多いですよね。あと政治のことがわからないと、結構きつかったんじゃないかなと思うんですけど。政治ってどうでした?
(高橋)ぜんぜんダメですね。
(林)なんかやっぱりこうなんだろう、中選挙区制の特性と小選挙区制の特性とかっていわれて、パッと言えるぐらいの知識もなかった?
(高橋)なかったです。
(林)そういう絶望的なところから、どういう風にこうやってたかって話ができればなと思うんですけど。どうやってましたか?
(高橋)なんでしょうね。高校卒業認定試験を通ってたんですけど、現代社会だけ一教科勉強して。この現代社会のテキストを見直したり、本当にそういうところからやってた。
(林)現代社会のテキストを、見直してた。そのまあ結構そういう基本的な勉強って、大事だったりもして。例えば、私もよく受験生の人に言うのが、たとえばスタディサプリを見て、政経の授業とりましょうねとか。そういうインプット型で勉強して、コツコツやって、わかるようにするって事だったりするんですけど。高卒認定の場合は、高卒認定についてはやんなきゃいけないというのは、頑張れると思うんですけど、わりとインプット系の勉強って、やっててもつまんなかったりとかしたことないですか?
(高橋)つまんなかったです。
(林)慶應SFCの小論文、総合政策やりますよってときに、まず過去問演習する。過去問演習する中で、わかんないことってあるじゃないですか。大きな政府・小さな政府とか。わからないことがあったときには、それに対応するような本とかあるいは教材とかって、必ずあるので。毎日学習会ののサイトにも載ってますし、もしわからなければ、↓の概要欄のLINE@からお問い合わせいただければ、私は各年度ごとに答えますんで。そういう本を読んだりして、分かんないということから勉強始めることが、すごい大事なのかなと思うんですね。
わかんない、これがどうもわかんない、これが悩む、これも全然分かんないんだっていうことがあって、本とか読んでわかると、すごいその知識ってつくじゃないですか。
逆に、インプットしてても、なにが使える知識かわからないと、それってあまり定着しないですよね。高橋さん、受験勉強のときになにかそういうことありましたか?
(高橋)ほぼほぼそうでしたね。
(林)何が大事かっていうと、まず苦手だとか、分かんないとか、そういうことを大事にしてほしいなって。苦手だなとか、わかんないなーとか、そういうことをまず最初のベースにしてもらって、その上で、その苦手だな分かんないなっていうところから、こういろいろ本読んだりとか調べたりとかしたら、分かった!って、それで知識を付けていくっていのをやっぱりすごい大事にしてほしい。
あと、課題文とかも総合政策って、長くて、多くて、たくさんあって、みたいな感じじゃなかったですか?
(高橋)本当にそうですね。
(林)長い課題文とか、時間内に読めるように、気をつけてたところとかありますか?
(高橋)全部は読まなくてもいいよなとか。要所要所読んでいこうとか、そんな感じですね。
(林)どういうところを読もうとかってのは、結構自分なりに、意識してましたか?
(高橋)問題文をきちんと読むとか、タイトルをきちんと読むとか、そんな感じですかね。
(林)問題文とかタイトルとかきちんと読む、結構大事ですよね。
私よく生徒に言うのが、問題文は10回読め、課題文は一回だけでいいから、そういう話よくするんですけど。問題文の設問に答えていないせいで、点数が落ちるっていうこと、すごく多いんですよ。結構小論文、問題文も長いですからね。問題文をかっちり読んで、なにが求められているか、明確にしていく。その上で、今度それに関して書いていく。
その課題文のタイトルが、もちろん重要。なにが書かれてるかっていうのが、すごい重要ですし。あとは細かいところで言うと、小見出しのタイトルなんかも、すごい重要。基本的に文章って、やっぱり文って、抽象論か具体例かどっちかしかないんで。具体例は、そんなにじっくり読まなくてもいいですよね。具体例読んでると、SFCって時間なくなっちゃうんで。抽象論のところ読んで、よくわからなかったら具体例のところちょっと見るとか、そういうのがやっぱりすごい大事かなっていう風に思いますね。
あと何か現役時代、あの2時間以内で、あのものすごい長い小論文やるっていうところで、気をつけた部分とかってありますか?
(高橋)文章を全部読まないようにするために、最初と最後を読むとか、そんな感じですかね……。
(林)最初と最後読んで。最初と最後読むときに、最初と最後読むと、なんか指示語が入ってることがありますよね。そういう時に、この指示語が指すのは何なんだろうってのが、パッと見つけれるようにするとか、それも結構大事ですよね。
結構、短い文章を正確に読ませる大学学部と、長い文章をパッパと読んで理解することを求める大学があって。SFCは、どちらかというと長い文章をパパっと読んで理解する大学なので。経済学部とか文学部とか法学部になると、短い文章を丁寧にっていう形になりますし。入試とかだったら、その東大とか京大とかそういうところも、まあ比較的短い文章をていねいにという形だと思うんですけど。やっぱりSFCっていうのは、社会の問題を実際解決する人を作るということで、とにかく大量の文章をパッパと読んで理解して書いていくっていうところが求められる。そういうところは、いま高橋先生が言ったような工夫が必要なのかなと思います。
あとなんか、後輩たちに、気をつけておいてほしいこととかありますか?
(高橋)うーん、そうですね……。いやーでも、とにかく本当に早く問題文を的確に処理していくことが、大事だと思うんですね。一つ何かに特化して囚われて、進まなくなるようなことがないようにする。
(林)結局そういう風にするっていうのが、SFCの小論文ではあるんだけど。そのためには、具体例と抽象論であれば抽象論を読むとか、タイトルとか小見出しとかそういったものに着目しようとか、そこの部分をしっかりまずやっていく。
あと、わからないこといっぱいあると思うので、わかんないことがあったら辞書でも教材でも本でもなんでもいいから調べる。わかんない、わかった、わかんない、わかったっていうのを繰り返していくうちに、SFCに合格するだけの力がつくかなと思いますので。そこの部分は気をつけながら、ぜひ総合政策の小論文やってみてください。
よろしくお願いします。
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