上智大学 文学部 特別入試 志望理由書 提出例(碓井広義ゼミ向け)
■ 議論の整理 メディアリテラシーとは何か。その答えは2通りあり、1つはインターネットやテレビ、新聞などのメディアを使いこなし、メディアの伝える情報を理解する能力のことを指す。もう1つは、メディアからの情報を見きわめる能…
■ 議論の整理 メディアリテラシーとは何か。その答えは2通りあり、1つはインターネットやテレビ、新聞などのメディアを使いこなし、メディアの伝える情報を理解する能力のことを指す。もう1つは、メディアからの情報を見きわめる能…
■ 議論の整理 現代の私たちをとりまく様々な社会問題、例えば少子高齢化、貧困と格差、性の多様性などは、どれをとっても無関係な人は一人もいない。しかし、当事者でない人の多くは「私には関係ないからよくわからない」と、無知・無…
■ 議論の整理 日本における活版印刷は、イエズス会のアレッサンドロ・ヴァリニャーノによって伝導事業の一環として始まった。16世紀末から17世紀初めにかけて、活版印刷で出版された欧文、和文の書物は「キリシタン版」と呼ばれ、…
■ 議論の整理 近年、女性の芸術家による発信やネットワークが注目されている。特に、欧米諸国をはじめとする先進国ではなく、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなど、政情が不安であったり、男性優位な社会の中で、学んだり発言したり…
■ 議論の整理 社会学という学問は、他の学問に比べて歴史が浅いが、フランスの社会学者コントの「予見するために見る」という言葉は現在の社会学のあり方を的確に表現している。自分自身が生きている現代社会を特徴づけることは難しい…
■ 議論の整理 近年、様々な分野においてスピリチュアルな領域への関心が高まりつつある。例えば医療の分野を見てみると、90年代にはWHOの「健康の定義」においても、身体的、心理的、社会的によい状態であることに「スピリチュア…
■ 議論の整理 鷹は、世界中で古代から人間社会と、特に王権や為政者との関りが深い動物である。日本においても武家の家紋には鷹の羽が家紋のモチーフとして用いられており、徳川政権や織豊政権においても鷹狩が盛んにおこなわてきた。…
■ 議論の整理 20世紀初頭、印象主義や自然主義に対する反動から、内面に目を向け、主観的な表現を追求する表現主義と呼ばれる芸術運動が生まれ、絵画、音楽、文学や演劇、映画など多分野に影響を及ぼした。しかし、第一次世界大戦の…
■ 議論の整理 生まれたばかりの赤ちゃんには、どんな言語も習得できる可能性があると言われている。例えば、日本語を母語とする両親から生まれた赤ちゃんも、乳幼児期前半までは英語のLとRの音を弁別できる聴覚能力があると言う。し…
■ 議論の整理 アフガニスタンは、シルクロードとインド方面を結ぶルートにあり、古くから東西の交通路として栄え「文明の十字路」 と呼ばれてきた。 ヘレニズム文明、ゾロアスター教、イスラム教、仏教などの文明が交錯し、自然条件…
■ 議論の整理 15世紀ドイツの神秘主義哲学者、ニコラウス・クザーヌスが生きた時代は、中世から近世への転換期であった。クザーヌスは教会法学者として出発し、ルネッサンス運動の知と出会い、東西両教会の合同、枢機卿や司教として…
■ 議論の整理 私が20世紀、冷戦期に活躍したアメリカ現代詩や、詩人たちを取り巻く分野を超えた芸術環境に関心を持ったのは、映画を通してだった。その中で印象的に使われていた詩を創ったのは、主に1920~40年代のアメリカで…
■ 議論の整理 私は近代化に伴う、日本の女子教育の系譜と発展に関心がある。その歴史は、明治時代に設立されたプロテスタント・ミッション系の女学校とともに始まった。その設立に携わったのは、主にアメリカから来日した女性宣教師た…
■ 議論の整理 「幸福とは何か」、「私の人生の目的とは何か」。私は以前、県内の高校生が集う合宿イベントで、グループでこの問いについて話し合った。参加者はそれぞれ自分の経験を踏まえて、「部活の後に風呂に浸かっている時」、「…
■ 議論の整理 日本の公教育において、哲学や思想史は社会科の授業で知識や教養としては扱われているが、その思考を活用して時代の潮流を読み解いたり、様々な問題解決の切り口として実践的に扱われることはない。私は父の影響で、東西…
■ 議論の整理 近年、地震や津波、洪水等の天災が各地で頻発し、保険への関心はますます高まっている。しかし、保険約款では地震や津波による損害は、とくに甚大な損害になるものに関しては免責とするものもある。また、免責ではないが…
■ 議論の整理 私は、近代から現代のドイツの文化や社会を読み解く手がかりとして、ドイツ演劇に注目したい。ドイツには公的な演劇センターが多数あり、一方で民間の劇団やダンスカンパニーの存在感も大きく、それに対する助成金も豊富…
■ 議論の整理 近年、「前代未聞」の出来事や「観測史上初」の天災が頻発し、それを報道するジャーナリズムの在り方にも批判が集中し、再考が迫られている。最近では新型コロナウィルスに関する休校要請や外出自粛要請等の政策そのもの…
■ 議論の整理 私は、法学の中でも人々の生活に深くかかわる行政学、公法学に関心がある。今日、行政法は私たちの生活に深く浸透し、支えながら、公的な秩序を保っている。こうした秩序が成立した背景を辿ると、それはヨーロッパの市民…
■ 議論の整理 私は、EUにおける複言語主義の現状と、国境周辺の言語管理について関心がある。特にドイツは、スラブ系、ラテン系の国と国境を接し、アルザス・ロレーヌ問題で言語が領土主張の根拠となってきたように、言語が国境との…