せいぜいMARCHクラスが現役合格の関の山だった私は、筑波大学やSFCはおろか慶應義塾大学なんて手の届かない所にあると考えていました。そんな私は高校3年生の7月中旬頃まで、一般受験に向けて受験勉強をしていましたが、学校でたまたま手に取った「筑波大学アドミッションセンター(AC)入試」のパンフレットを見たことにより、自らの能力と大学で学びたい熱意を評価してくれる入試制度があることを知りました。
そこで、プログラミングが得意であり、特長的な成果物を作っていた私は、この入試形態なら逆転合格できると確信をしました。時を同じくしてSFCでもAO入試を行っていることを知り、筑波大学とSFC環境情報学部の双方に出願することを決意しました。しかし、出願を決意した日は7月20日であり、SFCのAOⅠ期まであと2週間、筑波大学AC入試まで1ヶ月あまりしかなく非常に時間がない中での書類作成となってしまいました。その後、1人で提出資料を作っていた私は、SFC締切前日に林先生と出会い、対策講習に飛び入り参加させてもらって、何とか出願することはできたのですが、やはり時間不足ということもあり書類の作りこみが甘く、SFCのAOⅠ期は一次で不合格という結果となってしまいました。
SFCAOⅠ期の対策講習の受講をきっかけに、毎日学習会に体験授業を経て通い始めることとなり、次に控える3週間後の筑波大学アドミッションセンター入試の対策を毎日学習会でさせていただきました。主な授業内容としては、志望理由書や自己推薦書の添削でした。プログラミングが得意な私は、これまでに特色のあるプログラムを自らが作成していました。そこで、林先生から「成果物を客観的に証明できる論文の提出が重要」とのアドバイスをいただき、論文を作成しました。私自身論文を作成した経験がなかったため、林先生や東大出身の先生のアドバイスの元、自らの言葉で成果物を客観的に証明する論文を作成することが出来ました。また、厳しい添削をしていただけたため、論理的な記述が出来ました。そのようにして完成した筑波大学出願書類は一次合格し、二次面接に進むことができました。
二次面接の対策も毎日学習会にて行っていただき、単に想定質問と模範解答を暗記するだけの対策ではなく、想定にはない厳しい質問を交えた自らの言葉で返す面接練習などの実践的対策を行うことができました。その結果、本番の面接では難なくこなすことができ、筑波大学に合格することができました。
そこから私は、一度不合格となったSFCへ入学すべくAOⅡ期を受けるため、毎日学習会を引き続き受講しました。私は、AOⅠ期で不合格となった要因の一つとして、自らのSFCでの学習計画の甘さがあると考えました。そのため、AOⅡ期の提出書類では、学習テーマを明確にし、SFCで学ぶ必要性のアピールを心掛けました。ほかにも私は、学習テーマに関する論文を100本近く読むなど、学習テーマに関する知識を増やすことも行いました。任意提出書類では、筑波大学で合格したものをベースに、私がSFCで学びたいテーマとの関連性を加えたものを提出しました。そして、先生方の添削を受けながら完成した書類は一次試験を合格することができ、二次試験の面接に進む切符を得ることが出来ました。
SFCのAO入試は二次試験の結果が出るまで約二か月ほどあるため、私は一次試験の出願後、結果を待たずに面接対策をはじめました。そのため、約二か月ほど時間をかけて面接対策を行うことができました。面接対策では、先に合格した筑波大学の面接と同じように暗記に頼らず、自分の言葉で答える厳しい面接対策をしていただいたため、本番の面接でも、厳しい質問に一切動揺することなく、自らの意見を述べることが出来ました。その結果、晴れて念願の慶應義塾大学環境情報学部に合格することが出来ました。
私は、今回のAO受験において、自分の特色を活かすアピールを行いました。その結果、教授陣に認めていただくことが出来たかなと感じています。これは、私だけでなく、全てのAO受験をする人に対して重要だと思います。私は、毎日学習会と出会ったことで1年前には考えられない結果を出すことが出来ました。最後に、徹底的な指導をして下さった毎日学習会の先生方、本当にありがとうございました。
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