私は言語論、倫理学、政治哲学など、様々なことに興味関心を抱きやすいが故にSFCの学問横断という特徴に惹かれ、2年生の初め頃から受験を考え出しました。しかしながら直前まで国立大学入試のための勉強以外は全く行っておらず、センター試験後SFCの小論文を初めて目の当たりにして、その難解な問いに唖然としました。
もともと現代社会、現代思想に幅広い興味があったため「なんとかなるだろう」と甘く見ていたのですが、実際取り掛かってみると何を書けば良いのかというアイデアを出すのに一苦労、そしてそのアイデアを論理的かつ明確に表現するのにもう一苦労で、全く「点になる」文章を書くことができなかったのです。そしてようやく自分の置かれている立場に気づき、インターネットで「SFC 小論文」と検索して出てきた数ある塾の中から、国立大への対策と並行して行うのにぴったりな「1回10分」という短い講義時間、そして残り短い日数のなかでLINEでの指導であるが故に「毎日」1本小論文を書き、添削していただけるという効率性に魅かれて毎日学習会を選択しました。1週間無料体験を受け、それだけでも自分の上達が感じられたので正式に入会しました。そしてそこから毎日2時間答案を作成しては10分間添削を受けるという3週間が幕を開けました。
初めは毎日学習会の模範解答を参考にしながら、そして次第にそこから独り立ちしてゆき、試験の2週間前あたりから何も見ずにかけるようになりました。また、毎日の添削と改善を繰り返すうちに自分の文章が少しずつ、しかし着実に洗練され、「点になる」文章になっていくのが実感できました。さらに小論文についてのみならず当日の試験の様子を教えていただいたり、励ましをいただいたりもして、毎日とても濃い10分間を過ごすことができるようになりました。そして、最後に仕上げとして2回受けた対面型の個別指導も、格別のものでした。今まで書いた小論文をもとに最後なにをすべきかを明確に示してくださり、かつ今年出題されそうな分野についての解説を受けたのですが、これで大丈夫だ、と思えるきっかけとなりました。
試験本番は意外にも落ち着いて受験することができました。ここまできたらあとはどっしりと構えるだけ、という気持ちになれたのは、毎日学習会のご指導のおかげです。私にとって毎日学習会は、今まで点だった知識や考え方を線にしてくれた塾でした。この塾がなければ合格は勝ち取れなかったと思います。本当にありがとうございました。
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