私は日本語ができませんでした。幼い頃からタイと日本を行き来していたので、日本語に触れる機会が他の日本人より少なかったです。高校を卒業し、タイの大学を選んだ理由は、自分にはタイが似合うのかなと思い、あまり深く考えず入学し、日々を過ごしていました。しかし、自分にも将来やりたいことができ、居ても立っても居られず、どうするか模索した結果、自分のやりたいことが自由に学べるSFCに出会いました。
さらにSFCには多種多様な人材がいると聞いたので、日本の大学を一からやり直しても、価値のある場所だと感じました。そこで、私はAOにチャレンジすることにしましたが、うまくいきませんでした。すでに面接対策のために教授の論文や本を片っ端から読みまくっていたので、とてもショックでした。だからといって、自分の夢への一歩となるSFCは、どうしても諦めきれませんでした。
しかし、私は人生の半分をタイで過ごしている身なので、一般となると、英語も小論文も初心者で、日本語に関しては「接続詞」「助動詞」などの使用方法がさっぱりわかりません。中学時代日本の学校に通っていた時期もありますが、漢字テストはどれだけ勉強しても0点だったほどです。そんな私は無謀にも、日本トップレベルの土俵で勝とうとしていました。そして、記念すべき1回目の小論文過去問演習はもちろん0点でした。むしろマイナスだったそうな。私の日本語はもはや周りから猿人と言われていたぐらいです。その猿人が2ヶ月で人間に進化しないといけないわけですから、ほんとどうしようかと思ってました。そんな時、本屋でさりげなく手にとった「小論文はセンスじゃない」が、全てのきっかけです。本を読んだ後、私はさっそく本の著者である毎日学習会の林塾長に連絡をとってみました。しかし、かなり売れている本だと伺っていたので、連絡した人はたくさんいるだろうし、正直返答なんて期待していませんでした。しかし、まさか塾長本人が直々にお電話してくださったときには驚きました。そこから、塾長がおススメしてくださった本を片っ端から読み、同時並行で日本の政治経済をネットや本で1から学びました。そして5STEPsで小論を書きまくりました。最初は、原因の深掘りやら新規性がないやら先生が何言ってるのか、正直ちんぷんかんぷんでしたが、先生が優しく時に厳しく、私のペースで教えてくださいました。さらに、私は、英語も同じぐらい勉強しました。私はタイ出身なので、帰国子女と言えども英語は不得意です。なので、ビジネス英語や基礎単語を含める単語帳10冊以上、さらに先生がわざわざ作ってくださった単語リスト、全部やりました。英語は単語が命です。単語がわからないと内容も頭に入ってきません。さらにSFCの英語の単語レベルは1級を越し、海外のニュースで使われる独特のニュアンスもあります。これらを打破するには相当やりこまないといけません。確かに英語圏の帰国子女は100000倍有利ですが、そんな悠長なこと言ってられません。SFCに行きたい気持ちがあるなら、「英語はフィーリング」だと言う帰国子女は別として、独自の方法でしっかり勉強することをオススメします。受ける人全員が最初っから英語ができたわけではありません。すべては自身の行動次第です。どの勉強方法が正解かわからなければ、SFC英語に関してプロっているめぐみん先生がなんでも答えてくれますよ。
私が後輩に1番伝えたいことは。
塾の先生が、あなたを合格させてくれるわけではありません。塾の先生は、あくまで道しるべを示してくれるだけです。合格するためには自分自身が努力をすることがあたりまえとなってきます。でも、誰よりも負けない、SFCに行きたい、という気持ちがあれば、誰にでもできることだと信じています。そして、それを塾の先生は自分の寝る間を惜しんでまで、全力でサポートしてくれます。毎日学習会には、安心してついていける、信頼できる先生ばかりだと、私は確信して言えます。だからこそ、安心して勉強できました。みんなが人の3倍勉強しているのなら、自分はさらにその3倍。みんながご飯食べている間も英語の単語だったり、知識入れたり、この僅かな時間が他人との差を作る勝負です。
確かにその努力が報われるかは、誰にもわかりません。でも、だからといって最初っから諦めるのは、ちょっと違うのかなって私は思いました。それに、その努力は必ず、自分自身が前に進む糧になると信じています。
最後に、これから挑戦する皆さんを全力で応援しています。自分のやりたいことがあればそれに向かって一直線に、そうでない人たちは、これから模索して、どんな自分が1番好きなのか、考えながら夢を見つけて行ってください!実際私がやりたいことを見つけたのはハタチの時なので、遅いということは決してないです!ゆっくり自分のペースで進んで行ってください。何かあれば、毎日学習会の先生方はもちろん、私にも気軽に聞いてください!
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