塾長: まずは慶應SFC、環境情報学部と総合政策学部のダブル合格、本当におめでとうございます! ウォレスくんが最初に相談に来てくれた時のことを思うと、この結果は本当に素晴らしい逆転劇だったと思います。今日はその道のりを振り返って聞かせてください。
合格者: ありがとうございます!林代表の言葉を信じて書きまくったおかげです。本当にほっとしました。
「大学に入れないぞ」と言われたIB時代
塾長: ウォレスくんはシンガポールからの帰国生受験でしたが、これまでの経緯はかなり波乱万丈でしたよね。
合格者: そうですね。僕は日本の公立小学校を卒業してからシンガポールのインターナショナルスクールに移ったんですが、最初は英語が全くできなくて。読むことも書くこともできず、他の教科を全て捨てて英語だけに集中しました。中2でやっと追いついたと思ったら、今度は遅れていた数学や理科を取り戻すのに必死で……。
塾長: そこからさらに、学校の移転や転校のトラブルが重なったと聞きました。
合格者: はい。通っていた学校が移転することになり、好きだった先生たちが次々と辞めてしまったんです。それを機に別のインターに移ったんですが、イギリス式(9月始まり)からシンガポール式(1月始まり)への変更で、学年の周期がズレてしまって。 必死で遅れを取り戻そうとしたんですが、IB(国際バカロレア)では日本のAランク大学に行けるような点数が取れませんでした。進路アドバイザーにも「もっと志望校のレベルを下げないと、どこの大学にも入れないぞ」と言われて、絶望していました。
残り2ヶ月半、母が見つけた「英語と小論文」という突破口
塾長: そんな状況の中で、なぜSFC(慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス)を目指そうと思ったのですか?
合格者: 実は一度、SFCに見学に行ったことがあったんです。その時は「GIGA」という国際プログラムの話しか聞いておらず、自分のIBスコアでは無理だと諦めていました。慶應はおろか、早稲田やMARCHさえも無理だと思っていましたから。
塾長: そこからどうやって気持ちを切り替えたのでしょう?
合格者: 母の強い押しですね(笑)。母に言われて改めて試験内容を見てみたら、SFCは「英語と小論文だけ」で受験できると知ったんです。 当時11月に卒業して、進路も決まらず家でのんびりしていた僕には、これがラストチャンスに見えました。「残り2ヶ月半、小論文を死ぬ気で書きまくればなんとかなるかもしれない」という希望が見えたんです。そこで母が必死に塾を探してくれて、毎日学習会に出会いました。
最初の小論文は「ひらがな・カタカナ」だらけ
塾長: 入会当初のことはよく覚えています。最初はかなり苦労していましたよね。
合格者: はい……。初めて過去問を解いたときは、1本書くのに4時間もかかりました。しかも内容はひらがなとカタカナばかりで、漢字も小学生レベル。SFCの求めるレベルの高さに呆然としました。 頭の中で英語で考えた内容を少しずつ日本語に訳して書いていたので、どうしても時間がかかるし、ニュアンスもうまく伝わらない。最初の1ヶ月は誤字脱字も多くて、正直、成長している実感が全くありませんでした。
転機となった「山梨合宿」と林代表のアドバイス
塾長: そんな停滞期を打破したきっかけが、2月の直前期に行った山梨の合宿施設での特訓でしたね。そこで私が伝えたアドバイス、覚えていますか?
合格者: もちろんです。林代表に言われた「実効性はどれほど具体的に考えられているか。新規性は足す、引く、掛ける、割るで自然と出てくる!」という言葉、これが自分の中で完全にハマりました。
塾長: その感覚を掴んでからは、早かったですね。
合格者: はい。その考え方を知ってから、無駄に悩む時間が減りました。書き方が大幅に進歩して、直前合宿では1日に最大4本の小論文を全て時間内に書ききれるまでになりました。 扱うテーマも、情報や政策だけでなく、統計、テロ、地方創生など幅広くなり、図やグラフを使って説明する問題まで、自分の中の「引き出し」を一気に増やすことができました。
試験形式の変更、それでも焦らなかった理由
塾長: そして迎えた受験本番ですが、その年はどちらの学部も試験の傾向が変わりましたよね。
合格者: そうなんです!過去問とも予想問題とも全然違う形式で、最初に問題を見た時は頭が真っ白になりました(笑)。
塾長: それでも立て直せたのはなぜですか?
合格者: 毎日学習会で学んだのが「決まった回答パターン」ではなく、「未知の問題に対する対応力」だったからです。 「新しい形式でも、やるべきことは変わらない」と落ち着いて問題を見直したら、自然と回答案が浮かんできました。結果、自分の力を出し切ることができ、環境情報・総合政策の両方に合格できました。
塾長: まさに「対応力」の勝利ですね。本当にお疲れ様でした。これからの大学生活も楽しんでください!














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