早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(山西優二ゼミ向け)

議論の整理・・・

グローバル化が進み、異文化の交流機会が増える中で、学校が担う教育の範囲も広がっていく。とりわけ、普段子供が接することのない貧困や地球環境、国家間の問題などについて、真剣に調べ。考える機会を提供することは、教育の重要な役割であると言えるだろう。1960年に始まった

開発教育では、世界中の人が公平に生きられる社会を目指す教育活動として、子供たちがそれぞれ問題の当事者として自発的に学び、行動することを目的としている。その際に教師は、知識を与える指導者としてより、生徒の声を引き出し、コミュニケーションを促進する「ファシリテーター」としての役割を求められる。[1]

問題発見・・・

ファシリテーターとしての教師に求められる役割は、科目授業で知識を滔々と語るだけの指導に比べて高度なものである。生徒の対応は時と場合によって異なり、それぞれの個性によって望ましい対応も異なる。そのような教育内容に対応できる教員の育成に、現状の教員免許取得過程は適しているのだろうか。

論証・・・

開発教育においてファシリテーターを行う教員に求められる資質は、他の学科の指導を行う際に求められる資質とは異なる可能性がある。ファシリテーターに求められる要素は何か、そしてその能力はどのように育成することができるのか。ビジネス現場など他分野での例も参考にしつつ、心理学や教育学の面からのアプローチを検討している。より良い教育環境を整えるために、教員の質を上げることは、社会のために有意義な研究であると言えるだろう。

結論・・・

上記の研究について、教育学に精通した山西優二教授のもとで進めることを希望する。

[1]山西優二「教育方法の基本原理と参加型学習-新しい教育創造に向けての試論-」『開発教育-公正な地球社会のための教育』開発教育協議会(42)p.4 – 102000年08月

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