早稲田大学 文化構想学部 AO入試 志望理由書 提出例(坂上 桂子ゼミ向け)

議論の整理・・・

カナダのモントリオールは、自治体主導で積極的にアートに投資している街である。季節を問わずに町のそこかしこで、インスタレーションやアート作品の展示があり、無料のコンサートやダンスイベントなども毎日のように行われている。人口400万人程度の街でありながら、20以上のミュージアムがあり、カナダで最も古い美術館であるモントリオール美術館の周辺には画廊も軒を連ねる。それに伴い住民のアートへの興味も高く、多くの家ではどの部屋にも絵画が飾ってあり、アーティストを志す学生も多く集うため、美術学校が複数ある。

問題発見・・・

自治体がアートに投資することで、街には具体的にどのような影響があるのだろうか。これについては、街に住む人への影響と、対外的な印象という2つの面から語ることができるだろう。

論証・・・

モントリオールは主に移民で構成される街である。様々なバックグラウンドを持つ人々が共に楽しむ場を生み出すことで、住みやすい街づくりを計画しているのではないかというのが私の仮説だ。アートイベントを執り行うことで、コミュニケーションを促進したり、労働を創出したり、多様性を受容する明るい風土を作り出したりすることを目的としているのではないだろうか。

この仮説について、都市計画論やパブリックアートが住民に与える影響などについての文献にあたるほか、他の都市と比較しながら研究を進めていく。過去の代表的な芸術都市としてはパリやウィーン、サンクトペテルブルグなどが参考になると考えている。また現代においては日本の直島などの瀬戸内海の島々が町おこしとしてのアートを掲げており、比較対象として良いと考えられる。

結論・・・

上記について、都市と美術の諸問題に精通した坂上 桂子教授のもとで研究を進めることを希望する。

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