問1
■設問
下線部(1)~(12)について、カタカナは漢字に、漢字はひらがなに直しなさい。
■答案
(1) くんれん (2) きも (3) 銘 (4) 制約 (5) 培 (6) 代償 (7) 記憶 (8) 懸命 (9) ばんじ (10) はんようせい
(11) 賢明 (12) しなん
問2
■設問
文中3~4行目の「選択が無条件の善ではない」のはなぜか、その理由を説明しなさい。
■答案構成
結論 → その理由は、選択がよい結果を招くとは限らないから
論証1 → 選択の難しさ
論証2 → 最大限の効果を引き出すための専門知識の必要性と課題
論証3 → 選択しないほうがいい場合もあること
結論の吟味 → 論証1~3のまとめ
■答案
結論 → 選択がよい結果を招くとは限らないから
「選択が無条件の善ではない」理由は、選択が必ずしもよい結果を招くとは限らないからであると考える。
論証1 → 選択の難しさ
選択はときに困難である。常に最良の選択肢をみつけることができるとは限らないし、一つの選択方法がすべての分野で有益ともいえない。間違った選択をしたら、それはよい結果にはつながらないだろう。
論証2 → 最大限の効果を引き出すための専門知識の必要性と課題
また、その選択によって最大限の効果を引き出すためには、その分野の専門知識が必要だが、専門知識を培うためにかなりの訓練と労力を要する場合もある。また、懸命に努力して専門
知識を習得したとしても、他の分野ではその専門知識が生かせないことも多い。
論証3 → 選択しないほうがいい場合もあること
それに、そもそも選択しないで自然の成り行きに任せた方がいい場合もある。
結論の吟味 → 論証1~3のまとめ
こう考えると、最良の選択をし、その選択を最大限に活用していい結果に結びつけるのは容易ではないことがわかる。したがって、冒頭に述べたように、選択がよい結果を招くとは限らないのであり、それが「選択が無条件の善でない」理由である。(407字)
「選択が無条件の善ではない」理由は、選択が必ずしもよい結果を招くとは限らないからであると考える。
選択はときに困難である。常に最良の選択肢をみつけることができるとは限らないし、一つの選択方法がすべての分野で有益ともいえない。間違った選択をしたら、それはよい結果にはつながらないだろう。
また、その選択によって最大限の効果を引き出すためには、その分野の専門知識が必要だが、専門知識を培うためにかなりの訓練と労力を要する場合もある。また、懸命に努力して専門
知識を習得したとしても、他の分野ではその専門知識が生かせないことも多い。
それに、そもそも選択しないで自然の成り行きに任せた方がいい場合もある。
こう考えると、最良の選択をし、その選択を最大限に活用していい結果に結びつけるのは容易ではないことがわかる。したがって、冒頭に述べたように、選択がよい結果を招くとは限らないのであり、それが「選択が無条件の善でない」理由である。(407字)
問3
■設問
文中の(イ)と(ロ)に入る最も適切な語句をA~Cから選んで、その記号を解答欄に記入し、19~20行目の「経験の浅い人に適切な支援を与えつつ、経験者に敬遠されないようにするのは至難の業だ」とはどういう意味か説明しなさい。
A 選択する B 選択肢を提供する C 選択を放棄する
■答案
(イ) B (ロ)A
■答案構成
問題発見 → この問題の設問
議論の整理 → 選択する人が精通している人の助けを借りること
論証1 → 精通している人から経験が浅い人への支援
論証2 → 精通している人の経験者に対する対応
結論 → 異なる特質の相手に同時に対応するのは難しい
■答案
問題発見 → この問題の設問
「経験の浅い人に適切な支援を与えつつ、経験者に敬遠されないようにするのは至難の業だ」とはどのような意味だろうか。
議論の整理 → 選択する人が精通している人の助けを借りること
この文の前の部分で、筆者は「自分が精通していない分野で、ケンメイな選択をするには」
「精通している人の助けを借りるのだ」と述べている。つまり、選択する人は、自分が精通していない分野に精通している人に頼んで、選択肢を提供してもらうのである。
論証1 → 精通している人から経験が浅い人への支援
ところが、経験が浅い人は、選択肢を示されてもその中から最良のものを選択する方法がわからない。それで、選択肢を提供する人は選択する人がよりよい選択ができるように支援する必要がある。
論証2 → 精通している人の経験者に対する対応
一方、選択する人が経験者であった場合、その人は選択方法も心得ているし、支援もあまり必要ないだろう。そのような経験者に経験の浅い人と同じように接すれば、うるさがられ敬遠されてしまう。
結論 → 異なる特質の相手に同時に対応するのは難しい
このように、相手によって求められる対応が異なるので、そうした対照的な人々を同時に相手にするのは非常に難しいことである。「「経験の浅い人に適切な支援を与えつつ、経験者に敬遠されないようにするのは至難の業だ」とは、以上のような意味であると考える。(474字)
「経験の浅い人に適切な支援を与えつつ、経験者に敬遠されないようにするのは至難の業だ」とはどのような意味だろうか。
この文の前の部分で、筆者は「自分が精通していない分野で、ケンメイな選択をするには」
「精通している人の助けを借りるのだ」と述べている。つまり、選択する人は、自分が精通していない分野に精通している人に頼んで、選択肢を提供してもらうのである。
ところが、経験が浅い人は、選択肢を示されてもその中から最良のものを選択する方法がわからない。それで、選択肢を提供する人は選択する人がよりよい選択ができるように支援する必要がある。
一方、選択する人が経験者であった場合、その人は選択方法も心得ているし、支援もあまり必要ないだろう。そのような経験者に経験の浅い人と同じように接すれば、うるさがられ敬遠されてしまう。
このように、相手によって求められる対応が異なるので、そうした対照的な人々を同時に相手にするのは非常に難しいことである。「「経験の浅い人に適切な支援を与えつつ、経験者に敬遠されないようにするのは至難の業だ」とは、以上のような意味であると考える。(474字)
問4
■設問
文中の(ハ)にあてはまる適当な二文字の語句を答えなさい。
■答案
好み
コメントを残す