■ 設問
次の文章を読んで,問に答えてください。(解答欄はどのように使ってもよい)
(略)
3: あなたは「ら抜きことば」を,「日本語の乱れ」と考えますか,考えませんか。あなたの考えを書いてください。(300字~400字程度)
■ 答案構成
議論の整理→ 動詞の可能形の変化
問題発見→ 「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるか
論証→ 発音による比較
解決策or結論→ 「ら抜き言葉」は日本語の乱れではない
解決策or結論の吟味→
■ 答案
議論の整理→ 動詞の可能形の変化
五段活用の動詞である「書く」の可能形における変化は、動詞+助動詞で表されていたものを可能動詞という形を作ることで起こった変化である。「ら抜き言葉」である「食べれる」は、下一段活用の可能動詞ではない動詞を発音し易いように変化させたものといえる。
問題発見→ 「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるか
では、「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるのか。
論証→ 発音による比較
ここで、この二つを発音という点で比較してみる。「書く」「書かれる」と「食べられる」「食べれる」をローマ字表記して比べると、どちらも「-ar」を抜いていることが分かる。つまり発音の観点からすれば、この二つの変化は全く同じといえるのである。
解決策or結論→ 「ら抜き言葉」は日本語の乱れではない
このことから「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるのではなく、より発音しやすい形に体系的変化をした言葉と考えるべきである。
解決策or結論の吟味→
五段活用の動詞である「書く」の可能形における変化は、動詞+助動詞で表されていたものを可能動詞という形を作ることで起こった変化である。「ら抜き言葉」である「食べれる」は、下一段活用の可能動詞ではない動詞を発音し易いように変化させたものといえる。
では、「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるのか。
ここで、この二つを発音という点で比較してみる。「書く」「書かれる」と「食べられる」「食べれる」をローマ字表記して比べると、どちらも「-ar」を抜いていることが分かる。つまり発音の観点からすれば、この二つの変化は全く同じといえるのである。
このことから「ら抜き言葉」は、日本語の乱れと考えるのではなく、より発音しやすい形に体系的変化をした言葉と考えるべきである。(323字)
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