慶應義塾大学 文学部 自主応募入試 志望理由書 提出例(織田輝哉ゼミ向け)

議論の整理・・・貴学の論文(※1)では、日本型福祉社会の要点は次のようにまとめられている。
(1)欧米型福祉国家の否定
(2)自助努力の重視
(3)家庭による福祉の重視
(4)地域社会における相互扶助の重視
(5)企業福祉の重視
(6)民間の活力及び市場システムの重視
(7)社会保障施策は自助努力や家庭福祉等が機能しない場合の補完
このうち、高齢者福祉については、(3)、(5)、(7)は既に否定され、民間業者による家庭による福祉の代替に政策が転換された。日本の家族制度は変質したからである。

問題発見・・・しかし、精神障害者福祉に関しては、未だに家庭による福祉が重要視されている。

論証・・・なぜなら、精神障害者を家庭より独立させ、地域の中で支援する体制は整っていないのである。精神障害者の世話は、同居する家族が担っていたり、精神科病棟に預けておくだけ、というケースが多い。

結論・・・そこで私は、精神障害者福祉を高齢者福祉のように家庭による福祉から民間業者による福祉へ代替できないか研究したい。

※1織田輝哉(1992)「福祉国家と社会的ジレンマ」

 

AO入試・小論文に関するご相談・10日間無料添削はこちらから

「AO入試、どうしたらいいか分からない……」「小論文、添削してくれる人がいない……」という方は、こちらからご相談ください。
(毎日学習会の代表林が相談対応させていただきます!)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です