SFC小論文でよく出てくるテーマベスト10

(林)毎日学習会のです。

(まこ)合格者のまこです。

(林)よろしくお願いします。

(まこ)よろしくお願いします。

(林)今日は、慶應SFC小論文でよく出てくるテーマベスト10、ていうことでやっていきたいと思います。
よろしくお願いします。
割と激熱ですよね。割とこういうのみんな好きじゃないですか。ちょっと見ていきましょう。
慶應SFC、どうしよこれ、低いほうからやっていこうか。段々高くなってくるみたいな。
慶應SFCでよく出てくるテーマベスト10って事で、ベスト10かベスト9かわからないけど、9個しかないんで。ちょっとやっていければなと思うんですけど。

じゃあ10位からやっていきましょう。
10位が、環境ですね。

環境保護とかそういったものに関しての問題が、2014年の環境情報学部で出てます。環境保護に関しての問題ってのは、どういうところ気をつければいいかなとか、なんか自分なりに思いつく部分って、ありますか?

(まこ)でも、私のときも、ちょっと環境っぽかったんです。

(林)軽く入ってくる事はある。だからあのあれだよね、海氷面積のとかのやつでしょ?あれも、環境っちゃ環境ですよね。
環境問題に関して、ちょっと海氷面積のやつとかは元々の課題文が結構あったんで、それをしっかりやって頂くってとことが一番なんだけど。
全般的に課題文が環境問題で、それに関して書かなきゃいけない問題があった時に気をつけなきゃいけないっていうのが、まずその環境保護と経済成長ってのが、一般的にはなかなか両立しにくい。環境にいい事をしたら経済的には不利益だし、逆に環境に悪い事したら経済的には儲かるっていうふうな、そういうパラドックスがあって。それをちゃんと理解した上で、環境に良いことやったら儲かる、環境に悪い事やったら儲かんないっていうふうな仕組みにするには、どういうふうにするかっていう事を考えるって、すごい大事ですよね。

じゃあ次やっていきましょう。今これ9位でしたね。

じゃあ第8位。介護です。
介護が、2010年の総合政策と、1998年の総合政策で出てくる。
介護の問題ってなんか、まこさんなりに、介護の問題出てきたら、こういうふうにやろうとかって、ありますか?

(まこ)高齢者の方が独りで住む家庭が多くなってきちゃって、みたいな事は。

(林)高齢者の人が独りで住む家庭が多くなると、どういう問題がありますか?

(まこ)その人に何かあったときに、対応してくれる人がいないとか。

(林)あとは結局、維持コストって部分もあって。
高齢者って、だいたいその限界集落みたいなとこに住んでることが、結構多いんですけど。限界集落に、なんか鉄道を引き、バスを引き、電気を引きってやってると、すごいコストがかかるんですよね。
だから、そういう所に住んでる人っていうのを、いかに都市部になるべく移ってきてもらうかって事が、大事なんだけれど。元々そこに家があったりすると、自分の人生をかけて作ってきた家なわけ。ローンとか払って、作ってきたわけじゃん。そこに対する愛着っていうのも、凄くあったりして、そうするとなかなか難しいんだよね。どういうふうにやっていこうかという所が、すごく難しかったりして。やっぱりそういう所っていうのが、しっかり考えなきゃいけない部分でもあったりする。非常に難しいんですよね。そういうその、都市に集中させるみたいなものを、どうするか。
だからもうたぶん、一通り亡くなられて、相続とかの関係の時にどうするかぐらいのところまで行かないと、多分その問題ってのは、解決しにくいでしょうね。限界集落をどうするか、みたいな話に関して言うと。
現実的な着地点がどこにあるのかとか、金銭補償はどれくらいまでできるのかとか、そういうわりと現実的な解ってのは、常に見ていく必要があるのかなと思います。

次が両方とも6位。6位が2つあります。グローバル化と、知的心構えですね。
グローバル化はよく出てきます。2012年の総合、2014年の総合、2003年の総合は、グローバル化が出てる。あとここ5年でも、グローバル化って結構、総合政策で出てると思います。グローバル化に関してなんですけど、まこさんなりに、グローバル化の事を書くときに、何か気をつけた事とかって、ありますか?

(まこ)みんな一緒の事を書きがち。多様性みたいな。

(林)それに関して、まこさんはどういうふうに思いました?
グローバル化の話ってのは、すごく難しいんですけど。そのグローバル化って、そもそもどういうものなのかって、ちゃんと把握する必要があって。
グローバル化で、多分結構たくさんの人が言ってる事としては、グローバル化ってのは、チャンスも100倍に増えるんですよと。
日本の人口がちょうど一億人ぐらいで、今世界の人口どれぐらいですか、100億人いないと思いますけど。
まあ、チャンスはもの凄い増える。企業が進出してないような地域とか、結構いっぱいあるから、チャンスは一杯ある。
チャンスは一杯あるんだけど、一方で、その自分よりも強い競争相手が出てくる可能性もあるわけだから、リスクも沢山あるわけですよね。チャンスも沢山あるけど、リスクも沢山あるっていうのは、グローバル化の社会で。そういった中で、そういった部分で、どういうふうに自分が勝ち上がっていくかってことを、考えなきゃいけない。

あともう一つは、自分たちしかできないようなことやってる人にとっては、多分チャンスは100倍あるっていう側面の方が、大きいんですよ。世界中でここにしか無い技術があるとか。なおかつ、その技術ってのは結構パクれるから、その世界中にここにしかない技術っていうのを、毎年毎年作っていけるような、そういうその組織風土だったりとか、資本だったりとか、そういったものがある。とくに組織風土ってのは模倣しにくいので、資金は結構模倣できますけど、組織風土ってのは模倣できないから、組織風土があるってのは、非常に強いんですよね。そういう人にとっては、チャンスが100倍になるってのは、グローバル化。
ただ一方で、例えば普通に電話を受けるとか、普通にレジ打ちをするとか、そういう人ってのは、ロボットも競争相手になる可能性があるし、非常に難しいんですよね。だから、そこはしっかり考えていくって事は、非常にやっていかなきゃいけなくて。それができるかどうかっていうところが、考え方としては、非常に大事になってくるかなというふうには思います。

なので、チャンスが100倍に増える人もいれば、リスクが100倍に増える人もいるっていうところで。そういったところっていうのが、しっかり考えていかないと、このグローバル化の問題ってのは、非常に難しいって事。

知的心構えの話もよく出てきます。
知的心構えに関して言うと、人の論文を参考にする時に、そのままコピペするか、それともちゃんと出典明記するか。出典明記する人がいないとしたら、どういうふうに出典明記させるかとか。そういう話っていうのは、知的心構えの一つなんですね。
あとは、人間だけじゃなくって、ある意味プログラムが情報に序列をつける社会で、その情報の序列っていうものを、どういう風に考えるかとか。それもまあ一つの、知的心構えというか、情報をどう処理するかみたいな話だったりするじゃないですか。だから、そういった部分ってのは、非常に大事なところですよね。
で、次。もう一個見ていきましょう。

5位がメディアですね。メディア論。
メディア論って、よく出てきますよね。これ書いているのは、2009年の環境、1998年の環境、1997年の環境、1996年の環境、あと最近で言うと、2020年の環境も、メディア論みたいな感じの問題が出てきました。
メディア論の問題が出てきた時に、なんか自分なりに、こういうところ気をつけて書こうとかって、ありますか?
基本的には、情報をいかに整理して知識にするかとか、メディアとコンテンツの関係が何なのかとか、そういう話が出てくることが非常に大きくって。
最近、2020年とかで出てくるときに、非常に考えなきゃいけない、あるいは過去問演習する時にも、基本的にはそういう視点で書かなきゃいけないっていうところで書いていくと、やっぱりメディア論の話の中で、非常に大きい部分ってのが、いわゆるSNSですよね。だから、SNSっていうメディア。だから、ど素人の人が「いいね」とか、リツーイトとか、そういうのするようなメディアっていうのは、どういう性質を持っているのか。情報が、正しいか間違っているかって事が、判断できない。間違った情報でも、とにかくどんどんどんどん拡散してしまうとか。そういうところが、話としたら非常にあるのかなというふうに思っていて。
そういった、そのメディアのあり方っていうものに、コンテンツがどんどん規定されていって、コンテンツがどんどんどんどんその過激な方向に向かっていくとか。そういった部分を、どういうふうに考えていくかっていうところが、このメディア論に関しては、非常に大事で。有害なコンテンツをどうにかするために、例えば何かこう、嘘の可能性がある情報があったら、それをみんなで通報できるようにしましょうとか、あと、出典を明記するようにしましょうとか、いろんな対策がなされてるんですね。あとは、リツイート沢山されたからといって、拡散しないようにしましょうとか。そういう対策、アメリカの大統領選挙とかでも、非常にやられていて。そういったところが、非常にテーマになる可能性が高いかなとは思います。
で、次です。ここまでが5位。

4位ですね。4位は、教育です。
教育が、2014年の総合、2008年の総合、2007年の総合、2005年の総合、あと2013年の環境という形で、教育分野に関してのものも、非常に多いです。
教育分野って所に関して言うと、まこさん、教育のほうで書くとしたら、どういうふうに書きますか?

(まこ)インターネット教育。アフリカの子供達とかまで、教育が行き届くようにする考え方。

(林)アフリカの子供達。それは結構、昔からよくある話で。発展途上国の教育を、どうしようかみたいな。教育を受けた人が多ければ多いほど、世の中の付加価値っていうのは、なかなか向上していくから。より多くの人に、教育を受けてもらおうみたいな話があるんだけど。
アフリカの場合、そもそも避妊教育をどうするかとか。あと衛生教育をどうするかとか。衛生教育がちゃんとしてないから、子供が早く死ぬ率が高いとか、多分そのレベルの話でさ。あと、字を習得させてとかさ。そっから先の、高度なプログラミングをしたとかさ、そういう話まで、なかなかいかないんだよね。だからこう、そういう環境で、どういうふうに教育するかってのは、凄い大事。電気を通そうとかさ、そういうレベルの話になるから。あんまりイノベイティブな話は、出来ないのかなと思っていて。

日本の教育っていうところで話をすると、日本の教育の場合だと一番問題なのが、社会のあり方が変わってるのに、教育のあり方が変わらないって所が、非常にあって。
プログラミングとかを、これだけやらなきゃいけない時代なのに、みんな何をやっているのかって言うと、古文とか漢文とかの読み方を覚えてる。全く意味がない。古文、漢文、社会出てから使った事ありますか?春はあけぼのようよう、そんなの言わない。古文、漢文やるぐらいなら、韓国語と中国語やったほうがいいですよ。日本が、なんでこんなに韓国と仲悪いかっていったら、みんな韓国語やらないからです。その自分たちの考え方しかわからないから、仲悪いわけでしょ。相手の考え方もある程度分かれば、そこから相互理解が生まれるじゃないですか。全くそれがないから、日本語で書かれてる情報しか見ないから、こんなに仲悪いんですよ。漢文とか古文やるぐらいなら、韓国語とか中国語やったほうが。けど、なかなかそうもいかないのが、なかなか難しい所です。今の日本の、非常に難しいとこだなと思います。その古文、漢文ってところどうするかって話だったりとか、そういう時代遅れの教育をどうしようかって話ってのはあると思います。

ついでに言うと、今わかったんですけど、第1位から第9位までやってて、その他ってのがあったんですよ。その他ってのが、教育と同じなので、第3位です。教育とその他が、第3位。その他でくくっちゃってごめんなさいって感じですけど。
まあ、全然予想しえないような問題っていうのも、まあ過去25年×2学部で50年の中で、5年分ぐらいは、全然こう、このランキングのどのジャンルにも入らない問題ってのも、出てるので。10回に1回ぐらいは、どのジャンルにも入んないような問題、出てるんですね。
そういう問題が出てきた時にも対応できるように、一通り問題、あらゆる問題やってって。その中で大事なのは、どんな形式の問題が出てきても、5ステップだったりとか、そういうの忘れないっての、すごい大事ですよね。それ非常に重要です。

第2位。第2位は、政治ですね。
だから、大きな政府、小さな政府とか、日本はどっちであるべきなのかとか、そういう話ってのは、SFCではめちゃくちゃ出てくる。マニフェスト選挙とか。そういった話ってのは、すごい出てくるんで。
その辺に関しては、その政治っていうものを考えるときに、どういう分類があるのか。大きな政府とか小さな政府って言われたときに、ちゃんと説明できるのかどうかとか。そういった部分ってのは、非常に必要なので。そこは、やっていければなと思います。

第1位。これはもう簡単です。環境情報学部の企画書形式。アイデアを書かせる問題。
2012年、2011年、2008年、2007年、2006年、2005年、2002年、2001年、1999年全部、環境だと企画書形式。あとは最近で言うと、多分2015年から2020年ぐらいまで。
アイデアを書かせる問題だけではなくて、ただ、自分の考え方を書かせる問題、長く、1000字ぐらい書かせる問題ってのが、毎年出ているので。物語がどれに入るか、物語は企画書ではないと思いますけど。本当に環境情報は、過去25年間見て15年分ぐらいは、自分の考え、アイデアを書かせる問題なんで。これを対策するっていうのは、もう非常に大事。まこさん、どうですか。アイデア書くときに、こういうとこ気を付けたとか、何かありますか?

(まこ)アイデアは、他の人が書かないような事を、自分の得意とする分野を書けるので。

(林)経歴が変わってるもんね。ほぼタイ人として生まれ育ちみたいな。成人式タイじゃないですか?

(まこ)成人式は、こっちでやりました。

(林)タイから帰国して。一時帰国みたいな。ほぼタイだから。
そういった部分で、どれぐらいやっていけるかってのは、非常に見るべき部分としてはあるのかなと思うので。ちょっとまあ、考えてみていただければなというのが、すごく思ったりする部分ではあります。
あとは自分なりに気になってる事とか、ありますか?
しっかり頑張っていきましょう。
よろしくお願いします。

 

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