林塾長: 今回は慶應義塾大学SFCへの合格、本当におめでとうございます!北里さんはタイと日本を行き来する生活が長かったぶん、受験勉強は本当に大変だったと思います。まずは、受験を志したきっかけから教えてもらえますか?
合格者: ありがとうございます! 私は幼い頃からタイと日本を行き来していて、正直なところ日本語に触れる機会が他の人より圧倒的に少なかったんです。高校卒業後は「自分にはタイが似合うかな」とあまり深く考えずにタイの大学に進学しました。でも、過ごしていくうちに「将来本当にやりたいこと」が見つかってしまって。居ても立っても居られず模索した結果、自分がやりたいことを自由に学べるSFCに出会いました。「ここなら日本の大学を一からやり直す価値がある」と確信しました。
林塾長: 最初はAO入試に挑戦したんですよね?
合格者: はい。SFCには多様な人材がいると聞いていたので、AOならいけるかもと思ってチャレンジしました。面接対策のために教授の論文や本も片っ端から読んで準備万端のつもりだったんですが……結果は不合格でした。ものすごくショックでしたが、夢への一歩であるSFCはどうしても諦めきれませんでした。
林塾長: そこから一般入試への切り替えを決断されたわけですが、ここからが本当の戦いでしたね(笑)。
合格者: もう、戦いというか無謀な挑戦でした(笑)。人生の半分をタイで過ごしているので、英語も小論文も初心者。日本語に関しては「接続詞」や「助動詞」の使い方もさっぱりわからない状態で。中学時代に日本の学校に通っていた時も、漢字テストはどれだけ勉強しても0点でしたから。
林塾長: 最初に見せてもらった小論文、今だから言えますけど凄かったですよね。
合格者: 記念すべき最初の過去問演習は0点、いやマイナスでしたよね(笑)。私の日本語、周りからは「猿人」って言われてましたから。その猿人が残り2ヶ月で人間に進化して、さらに日本トップレベルの土俵で勝とうとしていたんですから、今思うと恐ろしいです。
林塾長: そんな状況で、毎日学習会に来てくれたきっかけは何だったんですか?
合格者: 途方に暮れていた時、本屋さんでさりげなく手にとったのが林先生の著書『小論文はセンスじゃない』でした。これが全てのきっかけです。読んですぐに連絡したんですが、売れている本だし、正直返信なんて期待していませんでした。そうしたら、まさか塾長ご本人が直々にお電話をくださって! あの時は本当に驚きました。
林塾長: 熱意が伝わってきましたからね。そこからの追い込みは凄まじかった。具体的にどんな勉強をしましたか?
合格者: 先生にお勧めされた本を片っ端から読みつつ、日本の政治経済をネットや本でイチから学び直しました。そして「5STEPs」を使ってひたすら小論文を書く。最初は「原因の深掘り」だの「新規性」だの、先生が何を言っているのかちんぷんかんぷんでしたが(笑)、優しく、時に厳しく私のペースで教えていただけたのが大きかったです。
林塾長: Aさんは英語の苦労も並大抵じゃなかったですよね。「帰国子女=英語ができる」と思われがちですが。
合格者: そうなんです! タイ出身なので、英語は決して得意ではありませんでした。だからビジネス英語や基礎単語を含めた単語帳を10冊以上、さらに先生が作ってくださった単語リストも全部やりました。 SFCの英語は英検1級レベルを超えますし、海外ニュース独特のニュアンスも必要です。「英語はフィーリング」で解けるのは英語圏の帰国子女だけ。私のようにそうでない人は、単語が命です。これに関しては、SFC英語のプロである「めぐみん先生」に頼れば何でも答えてくれます!
林塾長: 最後に、これからSFCを目指す後輩たちにメッセージをお願いします。
合格者: 一番伝えたいのは、「塾の先生が合格させてくれるわけではない」ということです。先生はあくまで道しるべ。合格するには自分自身が努力するのが当たり前です。 みんなが人の3倍勉強しているなら、自分はさらにその3倍やる。ご飯を食べている間も単語を見る。その僅かな時間が勝負を分けます。
林塾長: 厳しいけれど、真理ですね。
合格者: 努力が報われるかは誰にもわかりません。でも、最初から諦めるのは違うと思いますし、その努力は必ず前に進む糧になります。 毎日学習会には、寝る間を惜しんで全力でサポートしてくれる信頼できる先生方がいます。だから安心して、死ぬ気でついていってください。私がやりたいことを見つけたのはハタチの時です。遅いなんてことは決してありません。自分のペースで、夢に向かって走ってください!
林塾長: 力強い言葉、ありがとうございます。これからの大学生活も応援しています!
















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