「ふわふわ」していた現役時代と、浪人への決断
塾長: Aくん、慶應義塾大学経済学部の合格、本当におめでとうございます! 今日は合格までの道のりを詳しく聞かせてください。まず、高校時代はどんな生徒だったんでしょうか?
合格者: ありがとうございます。正直に言うと、僕の高校はそこまで進学校というわけではなくて……。今思うと、その環境に流されていたなと思います。やる気はあるつもりでも、どこか勉強に身が入らない「ふわふわした」3年間でした。
塾長: なるほど。周りの雰囲気もあって、受験モードになりきれなかったんですね。
合格者: はい。当然そんな状態で現役合格できるはずもなく、卒業する頃には「滑り止めの中でも一番下の大学に行く」か「浪人する」かの二択を迫られました。そこで僕は浪人を選び、そこから勉強漬けの1年が始まりました。
「物理」の泥沼と、夏に見出した突破口
塾長: 浪人を決意してからの1年はどのように学習を進めたのですか?
合格者: 英語・数学・物理・化学は大手予備校(河合塾)で受講し、小論文と英作文の添削をこの「毎日学習会」にお願いするスタイルをとりました。
塾長: バランスの良い組み合わせですね。滑り出しは順調でしたか?
合格者: いえ、それが実は……前半はかなり苦しみました。原因は「物理」です。現役時代に全く手をつけていなかったので、物理に多くの時間を割いたんです。すると他の教科が疎かになり、慌てて他の教科をやると、今度は定着度の低い物理の成績が下がる……という負のサイクルにハマってしまって。
塾長: そのサイクルは精神的にもきついですね。どうやってそこから抜け出したのですか?
合格者: 夏頃、「このままではマズイ」と割り切りました。「物理はセンター試験(共通テスト)レベルまで完璧にすればいい。その代わり、個別試験では英・数・化を得点源にする」と戦略を切り替えたんです。
塾長: 勇気ある決断ですね。
合格者: そうですね。でもそこからは嘘のように成績が伸びていきました。物理は50後半で停滞しましたが、冬には英語の偏差値が70を下回らなくなりました。
慶應経済を攻略するための「過去問研究」
塾長: 戦略勝ちですね。直前期、特に年末からはどのような対策を?
合格者: とにかく過去問の研究です。慶應経済は、上位の国立大学を志望する基礎学力の高い受験生が併願(滑り止め)にしてきます。彼らに勝つには「過去問のやりこみ」しかないと。
塾長: 具体的にどう「やりこんだ」のでしょうか?
合格者: 赤本に書いてある傾向や時間配分を鵜呑みにせず、自分で分析しました。例えば慶應経済の英作文です。最近の傾向として、単に是非を問うだけでなく、「それに対して日本政府はどう対応すべきか(賛成か反対か)」という視点が問われていることに気づきました。
塾長: なるほど。それが分かると対策の質が変わりますね。
合格者: はい、練習すべきテーマをかなり絞れました。年明け以降は、参考書の復習と並行して、試験中の動きをパターン化しました。「大問〇番から解く、難しかったら次はこっち」といった具合に、本番で混乱しても体が勝手に動くレベルまで叩き込みました。
受験生へのメッセージ
塾長: 徹底していますね。そして迎えた本番、結果は見事に合格。最後に、これから受験に挑む後輩たちへメッセージをお願いします。
合格者: 皆さんに忘れないでほしいのは、「目標は勉強ができるようになることではなく、入試を突破することだ」ということです。
塾長: 本質的な言葉ですね。
合格者: 当たり前に聞こえるかもしれませんが、なんとなく全教科を満遍なくやって、時期が来たら過去問を解く……という流れ作業になっている人は多いと思います。でも、それではダメです。「結果ありき」で考えてください。「受かっている自分」を想像して、そこから逆算して進んでください。
塾長: 合格した自分をイメージする、ということですね。
合格者: そうです。「あなたは受かっている。もう合格は揺るがない」。この意識さえあれば、勉強の方向性を間違えることはありませんし、辛い時期を乗り越えるモチベーションになります。皆さんがこの壁を乗り越え、日吉のキャンパスで望む未来を掴み取れることを願っています!
塾長: 素晴らしいお話をありがとうございました!
















コメントを残す