慶應義塾大学　経済学部　1984年度　小論文模範解答 議論の整理…… 近代の国家は、先進工業国であれ発展途上国であれ、いずれも工業化による発展を志向している。特に発展途上国では、工業化を進んだことで、十分な雇用を確保する…

慶應義塾大学　経済学部　1985年度　小論文模範解答 議論の整理…… そもそも、政府の役割は国民の生命・安全・財産を守ることにある。近代的な国民国家の誕生以降、その役割は極めて限定的なものとされてきたが、こと二十世紀に入…

慶應義塾大学　経済学部　1986年度　小論文模範解答 議論の整理…… 十九世紀後半以降、欧米先進諸国のアジア進出の下で、多くのアジア諸国が欧米列強の植民地になった。これは、アヘン戦争に代表されるように、封建的身分制度とい…

慶應義塾大学　経済学部　1987年度　小論文模範解答 [議論の整理・はじめ] 議論の整理…… 人類史上初の総力戦と言われた第一次世界大戦後、対立していた諸国はベルサイユ体制の下で不戦の誓約を守る方針を固めた。だが、世界大…

慶應義塾大学　経済学部　1988年度　小論文模範解答 　大恐慌以後、主要先進国の政策はいずれも国内の景気回復を強く意図したものになった。たとえば、アメリカやイギリスなどの第一次世界大戦の影響が比較的少なかったグループは、…

慶應義塾大学　経済学部　1989年度　小論文模範解答 　現在の世界が抱えている問題を端的に述べると、経済の繁栄を追求すればするほど、環境を破壊せざるをえないという問題がある。先進国については、すでに発展を享受しているため…

・　問題文 A、課題文の空欄は、その前後をつなぐいくつかの文を伏せたものである。その文章では、政府の指令統制による方法と市場による方法とが対照され、後者のほうがうまく機能する理由が述べられている。空欄の前後の文章を読んで…

・　問題文 A、課題文のなかで、筆者は、現在の日本における大学教育の何が問題で、今後どのような変化が必要であると述べているのか、200字以内で説明しなさい。 B、現代社会で起こっている解決すべき課題の具体例を一つあげ、そ…

・　問題文 次の課題文は、雪の研究で知られる中谷宇吉郎(1900～1962年)が書いた随筆の一部で、ある学校の生徒たちが行った2つの共同研究のうち、「籍柱の研究」に関するものである。これを読んで設問A、Bに答えなさい。解…

・　問題文 A. これら2つの新聞の社説(I • II） には， 見解が異なる部分と同じ部分がある． 両者の見解の異同について200字以内でまとめなさい． B. 原子力発電所の再稼働問題を例にして， 仮にその賛否について…