早稲田大学 法学部 AO入試 志望理由書 提出例(本間靖規研究会向け)
議論の整理・・・ 1890年、ドイツの法学者ヘルマン・テッヒョーの起草に基づいて日本初の本格的な民事訴訟法が制定された。そして、1998年、適正かつ迅速な民事訴訟制度の構築を図ることを目的として、それまで民事訴訟法に対し…
議論の整理・・・ 1890年、ドイツの法学者ヘルマン・テッヒョーの起草に基づいて日本初の本格的な民事訴訟法が制定された。そして、1998年、適正かつ迅速な民事訴訟制度の構築を図ることを目的として、それまで民事訴訟法に対し…
議論の整理・・・ 講式は、日本で10世紀後半に成立した仏教儀式であり、仏典に節をつけた宗教音楽である声明のうち、語りものの部分である。また、日本語で語られたという点において、他の儀式と異なっていることに加え、音楽、舞踊、…
議論の整理・・・ 優れた文学作品は、翻訳されることにより、言語・時代・国境を越えて多くに人々の手に届けられる。しかし、翻訳には、無意識のうちに生じてしまうバイアスが存在することも事実であろう。なぜなら、翻訳が原作者とは異…
議論の整理・・・ 近年、大学などの教育機関において導入が進んでいるCALL(Computer-Assisted Language Learning)システムは、コンピュータを活用した外国語教育システムの略称であり、「コー…
議論の整理・・・ 国家契約は、国家や国家と密接な関係を有する法人と外国の国籍を有する私人との間に結ばれる契約であり、同様に国家と私人の間に結ばれる契約を意味する語として、経済開発協定(economic developme…
議論の整理・・・ 政府が推進する「働き方改革」の一環が、同一労働同一賃金である。同一労働同一賃金は、同一企業・団体におけるいわゆる正規雇用労働者と非正規雇用労働者の間の不合理な待遇差の解消を目指すものであり、同一企業内に…
議論の整理・・・ 経済のグローバル化に伴う産業構造の変化などに対応するために、合併などの組織再編成は、企業経営においてより重要なものとなった。こうした変化に伴い、企業が組織再編成をより円滑に行えるように法制度も対応してき…
議論の整理・・・ 情報化が進む今日の社会において、情報の価値は高まる一方である。2014年、ベネッセ事件が起こった際に、刑法の窃盗罪で処罰できないのみならず、該当する処罰規定が存在しなかったため、個人情報保護法でも処罰す…
議論の整理・・・ EUへの残留か脱退かが問われた2016年6月のイギリス国民投票で、脱退賛成が僅差で多数を占めたのち、保守党のメイ党首は「脱退は脱退(Brexit means Brexit)」と公約し、新たに脱退大臣を設…
議論の整理・・・ 日本では、中央省庁等改革基本法が基礎とされ、2000年から、地方分権一括法施行により、国と地方の関係も新しい段階へ移るとともに、2001年から、国家行政組織は内閣府の創設をはじめとした新たな編成へと変わ…
議論の整理・・・ 少子・高齢化が進む日本において、国・地方公共団体などが要保障者に対して行う社会的給付をめぐる権利義務を中心として、その費用の負担などの法律関係を規定するのが、社会保障法である。社会保障法は、公的扶助、社…
議論の整理・・・ 日本の刑法は、ドイツ刑法を中心として様々な国の刑法から影響を受けて成り立っている。具体的には、明治期以降にドイツやフランスから刑法理論を導入したが、戦後になると、日本国憲法制定の関係によってアメリカ刑法…
議論の整理・・・ 家族法は、夫婦・親子・相続など家族関係を規律する法律であり、民法の親族法(第4編)と相続法(第5編)を合わせた概念である。日本国憲法のもとでは、個人の尊厳と両性の本質的平等が原則とされ、夫婦同権などが認…
議論の整理・・・ 近年、「グローバル化」というキーワードをよく耳にする。世界銀行によると、グローバル化は、「個人や企業が他国民と自発的に経済取引を始めることができる自由と権力」と定義される。金融や経済でもグローバル化が進…
議論の整理・・・ 民事訴訟手続は、訴状の提出により開始され、様々な事由に基づき終了する。 例えば、裁判所が証拠調べを行った後に、原告の請求が「認められる」または「認められない」との心証を得たときは、口頭弁論を終結して判決…
議論の整理・・・ 知的財産権は、知的創造活動の成果について、創作者に一定期間の権利保護を与える権利であり、知的財産基本法第2条では、「特許権、実用新案権、育成者権、意匠権、著作権、商標権その他の知的財産に関して法令により…
議論の整理・・・ フランス人権宣言第16条は、「権利の保障が確保されず、権力の分立が規定されないすべての社会は、憲法を持つものでない」と定めている。立憲主義は、政府の統治を憲法に立脚して行う原理であり、政治権力の行使の合…
議論の整理・・・ ジェンダーは社会的・心理的生物であり、フェミニズムの運動の中で、性差を生物学的要素から引き離すために不可欠な概念として登場した。日本国憲法は、性別による差別を禁じ(第14条第1項)、婚姻が両性の合意のみ…
議論の整理・・・ 新約聖書のヨハネによる福音書は、「始めに言葉ありき」(In principio erat Verbum)という冒頭部分から始まる。世界のあらゆるものは全て言葉によって成っていると解釈されるが、法律も言葉…
議論の整理・・・ 旧商法では、最低資本金制度が採用され、株式会社を設立するには1000万円(旧商法第168条の4)、有限会社を設立するには300万円(旧有限会社法第9条)の資本金を用意することが求められていた。その趣旨は…