早稲田大学 教育学部 外国学生入試 志望理由書 提出例(米村健司ゼミ向け)
■議論の整理 多文化共生が叫ばれて久しい。多文化共生は文化相対主義的な態度とはやや趣が異なるニュアンスを含んでいる。文化相対主義は、それぞれの文化の独自性を認めているが、それぞれの違いを容認しただけの思想になりがちである…
■議論の整理 多文化共生が叫ばれて久しい。多文化共生は文化相対主義的な態度とはやや趣が異なるニュアンスを含んでいる。文化相対主義は、それぞれの文化の独自性を認めているが、それぞれの違いを容認しただけの思想になりがちである…
■議論の整理 学習指導要領の改訂で、多くの科目が変更される。その中の一つに国語科の大きな改定が挙げられる。必履修科目として現代の国語と言語文化が新設され、選択科目として、論理国語、文学国語、国語表現、古典探究が位置づけら…
■議論の整理 2020年から小学校3年生からの英語教育が開始される。3、4年生の間は歌などを使った体験授業を年間35コマ、5年生からは年間70コマになって成績がつくようになる。さらに、中学校の…
■議論の整理 エストニアはIT先進国と言われている。行政サービスの99%が電子化されており、国政選挙も電子投票ができる。日本のマイナンバーカード制度もエストニアのIDカードシステムを参考にして…
■議論の整理 海外文学の翻訳書を読んでいると、本当に自分が言葉の意味を理解できているのか不安になることがある。その物語が書かれた場所で生きていない私は、そこに書かれていることを追体験できない場…
■議論の整理 長時間労働による身体・精神への被害が問題視されるようになり、多くの企業で対応策がとられるようになってきている。政府も関連法案を整備しているほか、厚生労働省は「働き方・休み方改善ポ…
■議論の整理 「日本語の乱れ」が問題視されている。ら抜き言葉や接客時の「〜になります」という表現などは、誤用であるにもかかわらず一般的に使用されるようになってしまっている。他にも、「ヤバイ」に…
■議論の整理 マスメディアの作り出すイメージは、人々に大きな影響を与える。CMひとつをとってもそうである。例えば、生活用品のプロモーションで女性だけが家事をしているシーンを幼いころから繰り返し…
■議論の整理 近年、世界の各地で今まででは考えられなかったような規模での気象災害が頻発している。2019年の9月に関東地方に上陸した台風15号は千葉県を中心に暴風による甚大な被害をもたらした。…
■議論の整理 何度読んでも発見がある文学作品がある。私にとってはそれは夏目漱石の作品だ。夏目漱石の作品は、日本で教育を受けていれば高校生までに必ず出会うものではないだろうか。『坊ちゃん』や『こ…
■議論の整理 文部科学省の「平成29年度 問題行動・不登校調査」によると、病気または経済的事情以外で年間30日以上欠席した児童生徒数は14万人を超えている。しかし、この数字の背景には、従来の「…
■議論の整理 「道徳」という名称で教育が行われるようになったのは、1958年からである。第二次世界大戦以前に行われていた国家主義的な「修身」教育から、より国際的に一般的かつ普遍的な人格形成を目…
■議論の整理 映画に出てくる食事の場面が好きだ。日常の中に当たり前に存在している食事の風景からは、その人の生活を垣間見ることができる。どのような料理を作り、どのような皿に盛り付けて食卓に出すの…
■議論の整理 郊外によく見られる大型ショッピングモールの閉鎖が相次いでいる。郊外型の大型店舗は、1990年代以降に多く作られた。食品から衣類、家具やペット用品など生活に必要なありとあらゆるもの…
■議論の整理 大学は研究機関である。教員という専門家のもとで、学生は研究を行い自らの知見を深めていく。その構造は小・中・高等学校とは違うものだ。高等学校までの教育では、分かりやすさが求められる…
■議論の整理 東京都は、東京オリンピックに向けて「自立の意思を持つ全てのホームレスが地域生活へ移行」することを目指してきた。自立支援センターの存在を告知するなど支援につなげる活動が行われている…
■議論の整理 芸術作品において、作者本人が書いたものであるかどうかはその価値評価に大きな影響を与える。絵画であればその作品が作者本人の模写かどうかは常に重要な論点だ。しかし、版画や写真などの何…
■議論の整理 2018年、「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」として、長崎県・熊本県の集落(跡を含む)や教会が世界遺産に登録された。潜伏キリシタンの歴史が世界的に注目された出来事だった。政府の…
■議論の整理 子どもはいつの間にか言語能力を獲得する。母語が異なるにも関わらず、どの言語を話す地域の子どもであっても、多くの場合1歳程度で言葉を話すようになる。第二言語として言語を習得する際に…
■議論の整理 大衆文化はその時代の社会の価値観を表す。特に、テレビドラマのような家庭で気軽に触れることができるものは、日常生活の延長にあるものだと言える。日本では1940年のテレビ実験放送から…