議論の整理
私の志望理由は、筑波大学人文・文化学群人文学類でインド古典学を入口に、古典資料を原語、文脈、注釈、宗教的実践の重なりとして読み解く力を身につけたいからです。私の過去の経験として、図書館でインド思想の入門書を読み、翻訳された一文の背後に多くの解釈の層があることに驚きました。志田 泰盛先生については、公式教員紹介でインド古典学を専門分野として確認できます。人文学類で文献研究の基礎を学び、翻訳だけでは見えにくい思想世界を資料に即して理解したいです。
問題発見
私が問題だと感じたのは、異文化の思想を読むとき、翻訳された言葉だけで理解したつもりになりやすいことです。高校の探究で宗教思想を調べた際、同じ語が文献や時代によって異なる意味をもつことを十分に説明できず、便利な現代語へ置き換えてしまいました。その結果、思想の独自性や実践との結びつきを薄めてしまったと感じています。この経験から、古典資料を扱うには、原語の語感、成立背景、注釈の違いを踏まえて、問いを組み立てる方法が必要だと考えました。
論証
インド古典学を学ぶ意義は、古典インドの思想世界を、抽象的な思想の体系としてだけでなく、言語、文献、宗教的実践、歴史的環境の中で理解できる点にあります。翻訳は重要な入口ですが、訳語だけでは、原語がもつ幅や文脈ごとの変化を十分に捉えられません。筑波大学で哲学、宗教学、史学、言語学を含む人文学の方法に触れ、資料を比較しながら読むことで、異なる文化を珍しさとして消費せず、根拠に基づいて理解する力を鍛えられると考えています。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、宗教学、インド古典学、文献読解の基礎を学び、サンスクリット語など必要な言語への準備を進めたいです。先行研究を読む際には、問い、根拠、方法、限界を整理し、訳語の選択が解釈に与える影響も考えます。志田先生の専門分野であるインド古典学を手がかりに、古典資料が後世の思想や実践にどのように読み継がれたのかを研究したいです。将来像は、教育や文化交流の分野で、古典資料の複雑さを尊重しながら異文化理解を支える仕事に関わりたいです。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、古典への関心は、現代社会から切り離された知識の収集にとどまる危険があります。反対に、現代的な関心を急いで投影すれば、資料が語る文脈をゆがめてしまいます。私はこの両方を避けるため、語学、文献、歴史、宗教実践を往復して検討する姿勢を身につけたいです。確認できる専門分野に基づき、未確認の固有名詞に頼らず、資料の限界と自分の解釈の限界を明らかにしながら研究を進めます。
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