議論の整理
私の志望理由は、筑波大学人文・文化学群人文学類で西洋古代の宗教思想を通じて、人間社会が世界、死、生、共同体をどのように意味づけてきたのかを研究したいからです。私の過去の経験として、世界史で古代地中海の宗教や哲学を学んだ際、神話を非合理な物語として片づけるのではなく、人々の倫理や共同体を支える言葉として読む必要を感じました。土井 裕人先生については、公式教員紹介で西洋古代の宗教思想を専門分野として確認できます。人文学類で資料を読み解く基礎を鍛えたいです。
問題発見
私が問題だと感じたのは、宗教を信仰の有無だけで捉えると、儀礼、思想、社会制度、日常生活との関係を説明できなくなることです。高校の発表で古代の宗教を調べたとき、神話の内容は紹介できても、それが共同体の規範や死生観にどのように関わったのかを十分に考えられませんでした。現代の価値観で合理か非合理かを判断するだけでは、当時の人々にとって宗教思想がもった意味を見落とします。この経験から、古代資料を文脈に即して読む方法を学びたいと考えました。
論証
西洋古代の宗教思想を学ぶ意義は、信仰の内容だけでなく、人々が世界を理解し、共同体を維持し、死や苦しみに向き合うための言葉をどのように作ってきたかを検討できる点にあります。宗教思想は哲学、歴史、文学、社会制度と切り離せません。筑波大学で人文学の複数領域を学ぶことで、資料の記述、用語、歴史的背景、後世の解釈を照合し、古代を単なる過去の知識ではなく、人間理解のための問いとして扱えると考えています。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、宗教学、西洋古代史、哲学の基礎を学び、古代資料を文脈に即して読む訓練を重ねたいです。先行研究を読む際には、問い、根拠、方法、限界を整理し、宗教思想が社会や倫理観と結びつく過程を検討します。土井先生の専門分野である西洋古代の宗教思想を手がかりに、人々が共同体や死生観をどのように言語化してきたのかを研究したいです。将来像は、博物館、教育、文化発信の分野で、過去の思想を現代の相互理解につなげる仕事に携わりたいです。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、宗教思想を研究する際には、現代の価値観で過去を単純に裁く危険と、過去を美化する危険の両方があります。資料が残る人々の声だけを中心にすれば、記録されにくい生活者の経験も見落とします。私は、確認できる専門分野を出発点にしつつ、史料の偏り、訳語の限界、研究者自身の視点を点検したいです。筑波大学で複数の人文学的方法を学び、根拠に基づいて古代の宗教思想を読み解く姿勢を身につけます。
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