議論の整理
私が神戸大学法学部法律学科を志望する理由は、国際経済法を手がかりに、便利なプラットフォームや大企業のサービスを価格の安さだけで評価し、競争環境、取引先への影響、消費者の選択肢を検討しないことという課題を、感情的な賛否や一つの体験談だけで判断せず、条文、判例、制度、政策過程、当事者の利益を結びつけて考える力を身につけたいからである。この志望理由では、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を、法学の方法で社会の対立を整理したいという問題意識に結びつける。
問題発見
この関心は、オンライン販売で同じ商品でも表示順位や手数料によって小規模事業者の売れ方が変わると知り、市場の公平性に疑問を持った経験から生まれた。そのとき私は、法律や政治の問題は専門家だけのものではなく、学校、家庭、地域、職場の中で誰にでも関わる問題だと実感した。しかし、制度の目的や手続を知らないままでは、困っている人の声が単なる不満として扱われたり、制度を運用する側の事情だけが優先されたりする。そこで必要になるのは、誰がどのような利益を持ち、どの根拠に基づいて決められ、どのような不利益が生じるのかを、順序立てて説明する力である。
論証
神戸大学法学部では、法学と政治学を通じて、現代社会の課題や紛争を分析し、解決を探究する学びが重視されている。また、法学部法律学科では基礎法学、公法学、私法学、政治学・国際関係論を含む幅広い領域に触れられるため、一つの制度を条文だけでなく、社会での働き方や政策上の意味からも考える訓練を積めると考えた。入学後は、国際経済法、民法、会社法、行政法、消費者法、ミクロ経済学の基礎を学び、競争制限、優越的地位、企業結合、表示の問題を法と経済の両面から検討する。
解決策or結論or結果
少人数の演習では、資料を読み、事実、争点、根拠、反対利益を分けて整理し、自分の主張を相手に伝わる形で組み立てたい。その上で、川島 富士雄教授について神戸大学法学部・大学院法学研究科の公式教員紹介で確認できる国際経済法を入口に、国境を越える取引、競争政策、市場の公正、企業活動の自由と消費者利益の均衡を考える国際経済法を先行研究から理解したい。将来は、公正な競争と新しい事業活動を両立させ、企業や行政に市場ルールを分かりやすく示せる人材になりたい。神戸大学での学びを通じて、法を暗記する知識としてではなく、複雑な対立を整理し、納得できる理由を示しながら解決策を考える方法として身につけたい。
解決策or結論or結果の吟味
私は教員名を挙げること自体を目的にせず、公開情報で確認できる専門分野と自分の経験から生まれた問いを結びつけ、確認できない研究室名、授業名、論文名に頼らない学習計画として具体化する。また、結論を急ぐのではなく、制度の目的、当事者の負担、社会全体への影響、反対意見の理由を一つずつ検討する姿勢を身につける。
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