議論の整理
私の志望理由は、横浜市立大学理学部理学科で古久保 哲朗先生の公式プロフィールに確認できる基本転写因子、出芽酵母、転写制御、RNA結合タンパク質、TAF、TFIID、general transcription factor、分子生物学を手がかりに、遺伝子が必要な時に読み出される仕組みを学びたいからである。生命現象は遺伝子の有無だけでなく、いつ、どの細胞で、どの程度発現するかによって決まる。
問題発見
過去の経験として、遺伝子組換えやがんに関するニュースを読んだ時、同じゲノムを持つ細胞でも働きが大きく異なることに疑問を持った。高校生物では転写と翻訳の流れを学んだが、実際にRNAポリメラーゼが正しい場所で働くために、基本転写因子や複合体がどのように関わるのかまでは十分に扱われなかった。遺伝子発現の出発点を分子レベルで理解したいと考えた。
論証
古久保先生の公式プロフィールでは、生命医科学研究科生命医科学専攻教授および理学部理学科に所属していることが確認できる。研究キーワードには基本転写因子、budding yeast、transcriptional regulation、RNA結合タンパク質、出芽酵母、転写制御、TAF、TFIID、general transcription factorが示されている。研究分野には分子生物学が確認できる。出芽酵母を手がかりに転写制御を調べることは、真核生物に共通する遺伝子発現の基盤を学ぶうえで重要である。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、分子生物学、遺伝子発現制御、生化学、酵母を用いた実験、タンパク質複合体、RNAの基礎、実験データの解釈である。ゼミでは、TFIIDやTAFなどの基本転写因子が転写開始をどのように制御するのかを学びたい。細胞ごとの働きの違いへの疑問を、転写制御の研究へ発展させる。将来像は、生命科学研究、創薬基盤、遺伝子検査、バイオ技術の分野で、遺伝子発現の理解を疾患解析や技術開発に役立てることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、転写制御を遺伝子発現の唯一の要因として扱わない慎重さが必要である。細胞内ではクロマチン状態、RNAの安定性、翻訳、タンパク質分解など多くの段階が働き、酵母で得た知見をそのまま多細胞生物に当てはめることはできない。一方で、転写開始の基盤を理解しなければ、発現制御の全体像は見えにくい。古久保先生の研究内容を手がかりに、基本的な分子機構を丁寧に理解し、複雑な生命現象を説明する土台を築きたい。
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