議論の整理
私の志望理由は、横浜市立大学理学部理学科でロバート カナリー先生の公式プロフィールに確認できる環境微生物学、微生物生態学、質量分析、DNA・RNAアダクトミクス、多環芳香族炭化水素、汚染物質の生分解やバイオレメディエーションを手がかりに、環境汚染を微生物と分子の両面から理解したいからである。目に見えない微生物の働きを、環境修復へつなげる科学を学びたい。
問題発見
過去の経験として、高校の探究で工場跡地や沿岸部の化学物質汚染を調べた時、汚染物質を取り除くには物理的な回収だけでなく、微生物が物質を分解する過程を理解する必要があると知った。一方で、微生物による分解を期待しすぎると、分解途中で生じる物質の毒性や、生態系への影響を見落とす危険がある。環境浄化を宣伝ではなく、分解経路、毒性、測定方法から検証したいと考えるようになった。
論証
カナリー先生の公式プロフィールでは、所属が生命ナノシステム科学研究科生命環境システム科学専攻教授および理学部理学科であることが確認できる。研究キーワードにはEnvironmental Microbiology, Microbial Ecology、Mass spectrometry、DNA adductomics, RNA adductomics、Polycyclic aromatic hydrocarbons、Biodegradation, Biotransformation, Bioremediation of Hazardous Pollutants、環境毒性学が示されている。研究分野も環境微生物学、Biotransformation、Bioremediationであり、私の関心と重なる。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、微生物学、生態学、分析化学、環境化学、分子生物学、質量分析の基礎である。ゼミでは、多環芳香族炭化水素などの有害汚染物質を題材に、微生物がどのように分解し、その過程をどのように測定し、環境毒性を評価するのかを学びたい。高校で化学物質汚染を調べた経験を発展させ、環境修復を生物の働きと化学分析の証拠から考える。将来像は、環境コンサルティング、化学メーカー、自治体の環境部門、研究機関で、科学的根拠に基づく汚染対策に携わることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、微生物による環境修復を万能な解決策として扱わないことが重要である。汚染物質の種類、濃度、土壌や水の条件、微生物群集によって分解速度は変わり、測定しなければ安全性は判断できない。一方で、微生物の代謝を理解すれば、機械的な処理だけでは難しい環境負荷の低い修復手法を構想できる。カナリー先生の研究内容を手がかりに、環境、微生物、化学分析を結びつけ、慎重で実証的な環境科学を学びたい。
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