議論の整理
私の志望理由は、横浜市立大学国際商学部国際商学科で虞 朝聞先生の公式プロフィールに確認できる公共経済学、ゲーム理論、ミクロ経済学を手がかりに、人々の利害が異なる場面で公共的な資源をどう配分すればよいかを学びたいからである。市場だけでは解けない問題を、感覚的な公平論ではなく、数理的な経済分析と制度設計の視点から考えたい。
問題発見
過去の経験として、高校の探究活動で地域の防災備蓄を調べた時、全員が必要性を認めていても、費用負担や保管場所をめぐって協力が進みにくいことを知った。公共財は誰もが利用できる一方で、負担を避ける誘因が生まれる。多数決だけでは少数地域の切実な不安が残り、単純な平等配分では人口やリスクの違いを反映できない。公共性と効率性を同時に検討する理論が必要だと感じた。
論証
虞先生の公式プロフィールでは、所属が国際商学部国際商学科准教授であることが確認できる。研究キーワードにはシャープレイ値、非模索過程、純化定理が示され、研究分野には理論経済学における公共経済学、ゲーム理論、ミクロ経済学が確認できる。公共的な負担や便益をめぐる問題を、個人の選択、相互作用、制度の結果として分析できる点に強く惹かれる。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、ミクロ経済学、公共経済学、ゲーム理論、数理経済学、統計的な資料読解である。ゼミでは、防災、地域交通、環境対策などを題材に、負担と便益をどのように配分すれば参加者の納得と社会全体の効率が両立するかを考えたい。高校で防災備蓄を調べた経験を発展させ、現実の制度を数理モデルで整理し、前提の違いが結論に及ぼす影響を説明できる力を養う。さらに、住民アンケートや自治体資料を読む際には、誰が便益を受け、誰が費用を負担するのかを丁寧に分けて考えたい。将来像は、自治体、政策調査、公共性の高い企業で、根拠ある制度設計に関わることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、数理モデルが現実をすべて説明できると考えないことが重要である。住民の不安、情報の偏り、行政への信頼、運用コストは、単純な効用計算だけでは扱いにくい。一方で、経験や声の大きさだけで制度を決めれば、見えにくい負担が固定される。だからこそ、制度案を考える時には、どの前提を置いたからその結論になるのかを明示し、別の前提では誰に不利益が生じるかも検討したい。虞先生の研究内容を手がかりに、理論の厳密さと現場の制約を往復し、公共的な意思決定を支える経済学を学びたい。
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