議論の整理
私が東京都立大学都市環境学部建築学科を志望する理由は、伊藤 喜彦先生の研究内容を手がかりに、建築を意匠、構造、環境、歴史、都市の関係から学びたいからである。旅行先の古い建物を調べた時、外観の様式だけではなく、宗教、政治、都市の成り立ち、住まいの制度が空間に刻まれていると知り、建築史を深く学びたいと思った。公式ページで確認できる専門・研究分野である西洋建築史・都市史と研究テーマであるスペイン中世キリスト教建築、古代末期から中世の西地中海世界の建築と都市、プレロマネスク、ロマネスク、スペイン・イスラーム建築、スペイン社会住宅史は、私の志望理由、過去の経験、入学後に学びたいこと、将来像を結びつける軸になる。
問題発見
私が見つけた問題は、建築史を年代や様式名の暗記として扱うと、地中海世界の交流、宗教文化、都市形成、社会住宅の変化が建築空間に表れる仕組みを読み解きにくいことである。建築は完成時の姿だけで評価されがちだが、実際には利用者の行動、地域の記憶、構造安全性、環境負荷、維持管理が長い時間の中で重なって価値を決める。高校までの探究では、建築事例を見ても、形、技術、社会的背景を分けて整理できず、感想に近い分析で終わることが多かった。
論証
東京都立大学都市環境学部建築学科で学ぶ意義は、東京という大都市の実例を手がかりに、建築設計、建築計画、建築構造、建築環境、建築史を横断して考えられる点にある。伊藤 喜彦先生について公式に確認できる専門・研究分野に沿って学べば、建築の課題を一つの見方で断定せず、空間、技術、制度、利用者の経験を比較しながら設計や研究の根拠を組み立てられる。そこに、私がこの学科を志望する具体的な理由がある。
解決策or結論or結果
入学後は、西洋建築史、都市史、ヨーロッパ、地中海、スペイン中世建築、ロマネスク、スペイン・イスラーム建築、社会住宅史を重点的に学びたい。講義では設計、構造、環境、計画、歴史の基礎を身につけ、演習では図面、模型、現地観察、実測、文献調査を往復しながら提案の妥当性を検証する。過去の経験から、建築は作り手の表現であると同時に、使う人の生活と安全を支える責任を負うものだと考えている。将来は、歴史的建築と都市の背景を読み解き、保存、再生、設計の判断に歴史研究の視点を生かせる専門家を目指す。
解決策or結論or結果の吟味
この志望理由を吟味すると、建築への関心は広がりやすく、焦点が散る危険がある。そのため、伊藤 喜彦先生について公式ページで確認できる所属、専門・研究分野、研究テーマに限定し、未確認の論文名や授業名を使わずに学習計画を定める。必要なのは、建築を大きな言葉で語ることではなく、観察し、測り、資料を読み、使われ方や災害時の影響まで考える姿勢である。東京都立大学で、その基礎を着実に築きたい。
字数: 1187字



コメントを残す