議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で米村 千代先生の公式ページに確認できる家族社会学、歴史社会学、近代日本の「家」と家族の変容を手がかりに、家族を個人の感情だけでなく制度、国家政策、地域社会との関係から学びたいからである。家族は身近な存在である一方、その形は時代や社会の仕組みによって変化する。身近さと歴史性を往復しながら、社会を読み解く力を身につけたい。
問題発見
過去の経験として、祖父母の世代と自分の世代で、結婚、同居、介護、仕事と家庭の分担に対する考え方が大きく異なることに気づいた。家族の問題は個人の選択として語られやすいが、実際には法制度、雇用、地域の支え、ジェンダー規範が影響している。高校の探究では、少子高齢化を統計で調べても、家族の変化を歴史的に説明する視点が不足していた。近代日本の家族を社会学的に学びたい。
論証
米村先生の公式ページでは、家族社会学、歴史社会学を専門とし、特に近代日本の「家」と家族の変容を研究テーマとしていることが確認できる。明治大正期を中心に、国家政策をはじめとする外部体系との相互作用によって、近代日本における「家」や家族の特質を捉える視点も示されている。千葉大学文学部人文学科でこの研究内容に沿って学ぶことは、家族を私的領域だけでなく、制度と歴史の中で考える学びにつながる。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、家族社会学、歴史社会学、日本近代史、ジェンダー論、社会調査、質的資料の読み方である。ゼミでは、家族をめぐる語り、制度、生活実践を比較し、変化の背景を資料に基づいて考えたい。家庭内の役割分担への疑問を、近代日本の家族変容と現代の福祉・介護問題を結ぶ研究へ発展させる。将来像は、行政、教育、福祉、調査研究の分野で、家族をめぐる課題を歴史と制度の両面から説明できる人材になることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、過去の家族像を単純に良いもの、悪いものとして評価しないことが重要である。家族の形は時代の制度、経済条件、地域差、ジェンダー規範によって変わり、個人の思いだけでは説明できない。一方で、歴史的な分析だけに閉じると、現代の介護や子育ての実感から離れてしまう。資料の言葉と現在の生活感覚を安易に重ねず、共通点と違いを区別する訓練を積みたい。米村先生の研究内容を手がかりに、資料を丁寧に読み、家族を社会の中で捉える姿勢を学びたい。
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