議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で高艸 賢先生の公式ページに確認できる社会学理論・社会学史、アルフレート・シュッツを中心とした社会科学の認識論・方法論、現象学的社会理論の研究を手がかりに、社会を理解するとは何を意味するのかを根本から学びたいからである。体験、行為、意味、理解、価値自由という基礎概念は、調査や政策の前提を支えている。
問題発見
過去の経験として、学校の探究活動で若者の投票意識を調べた際、同じ回答でも、政治に失望している人、忙しさを理由にする人、そもそも政治を自分の生活と結びつけていない人がいた。数値を集めるだけでは、行為の意味を理解したことにならない。私は、社会調査には方法以前に、人の経験と意味づけをどう捉えるかという問いがあると感じた。
論証
高艸先生の公式ページでは、専門が社会学理論・社会学史であり、特にアルフレート・シュッツを中心として、社会科学の認識論・方法論、現象学的社会理論の研究を行っていることが確認できる。体験、行為、意味、理解、価値自由といった社会学の基礎概念を問い直し、自己と他者の関係、社会科学者による知識産出と社会的世界の関係について考えている。また、理論研究に加えてアニメなどのメディア文化に関する経験的研究にも取り組んでいる。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、社会学理論、社会学史、現象学的社会理論、社会調査法、メディア文化研究、知識社会学である。ゼミでは、若者が政治やメディア文化をどのように経験し、どの文脈で意味づけるのかを研究したい。将来像は、調査研究、行政、教育、メディアの分野で、表面的な傾向だけでなく、人々が自分の行為をどのように理解しているかを踏まえ、社会について責任ある説明ができる人材になることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、理論を抽象的な言葉の体系として閉じ込めないことが必要である。体験や意味を重視しても、経験的なデータから離れれば社会の具体性を失う。一方で、調査結果を数値や事例として並べるだけでは、研究者自身がどのような前提で社会を記述しているかを見落とす。理論と経験的研究を往復し、価値判断を完全に消せないからこそ、どの立場から何を理解しようとしているのかを明確にしたい。高艸先生の研究内容を手がかりに、社会科学の方法を自覚的に使う力を身につけたい。
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