議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で礒部 智加衣先生の公式ページに確認できる社会心理学、集団における対人関係、他者を受け入れようとするかどうかに関わる心理過程の研究を手がかりに、集団の中で人が自分と他者をどのように捉えるのかを学びたいからである。学校や地域の活動では、個人の性格だけでなく、集団の雰囲気が受容や排除を左右する。
問題発見
過去の経験として、クラス替え後のグループ活動で、発言力のある人の意見が自然に標準となり、少数意見を持つ生徒が沈黙する場面を見た。誰かを明確に拒絶していなくても、集団の一員としての振る舞いが、他者を受け入れる余地を狭めることがある。私自身も周囲に合わせすぎて、自分の意見を出すことと関係を保つことの両立に悩んだ。
論証
礒部先生の公式ページでは、専門が社会心理学であり、特に集団における対人関係に関心を持っていることが確認できる。単独での行動、二者関係における行動、集団の一員としての行動には違いがあり、それらが他者を受け入れようとするかどうかにどのように影響するのかを検討していること、人がどのような状況でどのように自分自身を捉え、それが精神的健康や対人関係にどのような影響を及ぼすのかを明らかにしようとしていることが示されている。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、社会心理学、集団力学、自己認知、対人関係、心理統計、調査法、実験法である。ゼミでは、集団活動における受容と沈黙の関係を研究したい。たとえば、少数意見を出しやすい場面と出しにくい場面の違いを、自己の捉え方、集団への同一化、拒絶への敏感さから考えたい。将来像は、教育、組織開発、地域活動、心理支援の分野で、集団の中にいる人が孤立せず、互いを受け入れやすい環境を設計できる人材になることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、集団を悪いものとして単純化しないことが重要である。集団は同調圧力を生むことがある一方で、安心感や支援も生む。個人の内面だけを見れば、場の構造や関係性の影響を見落とすし、集団の問題だけにすれば、各人がどのように自分を捉えるかを見失う。研究では、発言の有無だけでなく、本人が受け入れられていると感じる条件や、精神的健康への影響も丁寧に扱いたい。礒部先生の研究内容を手がかりに、集団の中で人が他者と自分をどう位置づけるかを実証的に学びたい。
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