議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で一川 誠先生の公式ページに確認できる実験心理学、人間の知覚認知過程、視覚や聴覚に与えられた刺激の時空間的特性が知覚に及ぼす効果、体験される時間と空間の研究を手がかりに、私たちが当然だと思う見え方や時間感覚を科学的に学びたいからである。人は同じ環境にいても、感じる速さや広さが異なる。
問題発見
過去の経験として、試験直前の時間は短く感じるのに、退屈な待ち時間は長く感じることに強い関心を持った。また、部活動の試合では、集中している時ほど相手の動きがよく見えるように感じた。これらは気分の問題だけでなく、刺激、注意、身体の状態が知覚に影響しているのではないかと考えたが、高校の学習では主観的体験を実験で調べる方法までは学べなかった。
論証
一川先生の公式ページでは、専門が実験心理学であり、実験的手法を用いて人間の知覚認知過程や感性の特性を研究していることが確認できる。現在は特に、視覚や聴覚に与えられた刺激の時空間的特性が知覚認知過程に及ぼす効果や、体験される時空間の特性に影響を及ぼす要因を検討していること、人間にとって直接触れることのできる時空間がどのような特性を持つか、人間にとっての時間や空間とは何かを問う姿勢が示されている。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、実験心理学、知覚心理学、認知心理学、時間知覚、空間知覚、感性科学、実験計画、統計解析である。ゼミでは、緊張や集中が時間感覚と視覚的注意にどのように影響するかを研究したい。高校で感じた主観的な時間の伸縮を、刺激条件や注意配分を操作する実験として検討し、日常の学習やスポーツ、ヒューマンエラーの理解につなげたい。将来像は、教育、交通安全、製品設計、研究の分野で、人間の知覚の特性に基づいて使いやすく安全な環境を考えられる人材になることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、主観的な体験をそのまま事実として扱わず、実験条件を整えて検証する姿勢が必要である。時間が速く感じる、見え方が変わるという経験は身近だが、注意、記憶、感情、身体動作など複数の要因が絡む。一方で、実験室の結果を日常へ応用する際には、現実の状況の複雑さを無視できない。基礎的な知覚研究と生活場面の問題を往復し、どの条件でどの効果が生じるのかを慎重に考えたい。一川先生の研究内容を手がかりに、人間の時間と空間の体験を実証的に理解したい。
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