議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で出口 泰靖先生の公式ページに確認できる福祉と医療の社会学、臨床社会学、ケアの社会学を手がかりに、ケアを制度やサービスだけでなく、関係性、コミュニケーション、身体の経験として学びたいからである。少子高齢化が進む社会では、育児、障害、介護をめぐる支援のあり方を、当事者と家族の視点から考える必要がある。
問題発見
過去の経験として、家族の通院に付き添った際、医療や介護の情報が多くても、本人の不安や家族の負担がすぐに軽くなるわけではないと感じた。支援制度は重要だが、誰がどのように説明し、本人がどう受け止め、家族がどこまで担うのかによって、ケアの意味は変わる。高校の探究では、高齢化率や介護保険の仕組みを調べたが、ケアされる側とケアする側の関係性までは十分に扱えなかった。
論証
出口先生の公式ページでは、福祉と医療の社会学、臨床社会学、ケアの社会学を専門とし、育児支援、障害児者の介助、高齢者の介護といったケアの領域をフィールドワークしていることが確認できる。さらに、ケアされる、ケアするうえでの関係性について、コミュニケーションや身体に着目して考察し、当事者や家族とインフォーマル、フォーマルなケアサービスとのつながりのありようを調べていることが示されている。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、医療社会学、福祉社会学、臨床社会学、ケアの社会学、フィールドワーク、質的調査、社会保障制度である。ゼミでは、ケアの現場で交わされる言葉、沈黙、身体的な負担、制度との接点を丁寧に捉えたい。通院付き添いで感じた疑問を、家族と専門職、制度と日常生活をつなぐ研究へ発展させる。調査倫理を守りながら、語りに表れにくい疲れや迷いも扱える力を身につけたい。将来像は、医療・福祉、行政、調査研究の分野で、当事者の経験に即した支援設計に関わることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、ケアを善意や献身だけで説明しないことが重要である。ケアには愛情だけでなく、時間、費用、身体的負担、制度の制約、家族内の役割分担が関わる。また、専門職による支援と家族や地域による支えは、互いに補い合う一方で摩擦も生む。一方で、関係性を丁寧に調べれば、制度の隙間で何が起きているかを見える化できる。支援を受ける側の言葉を中心に置き、観察者の解釈を押しつけない姿勢も磨きたい。出口先生の研究内容を手がかりに、現場から考える社会学を学びたい。
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