議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で難波 美芸先生の公式ページに確認できる文化人類学、ラオスをフィールドにしたインフラストラクチャー、都市生活や空間編成の変化、人間の想像力や希望、諦めと工夫が技術を媒介に立ち上がる過程の研究を手がかりに、インフラを単なる設備ではなく、人々の暮らしと未来像を形づくるものとして学びたいからである。
問題発見
過去の経験として、豪雨で通学路の橋が一時的に使えなくなった際、迂回路の不便さだけでなく、地域の人が自主的に情報を共有し、送迎や買い物を助け合う姿を見た。道路や橋は物理的な構造物であると同時に、人の移動、関係、安心感を支えている。私は、壊れにくい設備を作るだけではなく、脆弱さに対応する人々の工夫を理解する必要があると考えるようになった。
論証
難波先生の公式ページでは、文化人類学を専門とし、東南アジア唯一の内陸国で社会主義国であるラオスをフィールドに、インフラストラクチャーへの注目を通して、都市生活や空間編成の変化と、人間の想像力や希望、諦めと工夫が技術を媒介にどのように立ち上がるのかを研究してきたことが確認できる。最近の関心として、雨季になると流される流れ橋のような民俗土木、気候変動時代のインフラの時間性、水インフラと洪水予測技術、非英語話者による英語を媒介とした科学教育も示されている。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、文化人類学、インフラ研究、ラオス地域研究、都市生活、空間編成、民俗土木、気候変動、水インフラ、科学教育である。ゼミでは、災害や季節変化の中で一時的に壊れたり作り替えられたりするインフラが、地域の知恵や希望をどのように表すのかを研究したい。将来像は、国際協力、防災、地域計画、教育の分野で、技術を導入する側の論理だけでなく、現地の時間感覚や工夫を尊重した支援に関わることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、近代的で恒久的なインフラだけを優れたものと見なさないことが重要である。一見脆弱な構造にも、環境に合わせて作り替える柔軟性や地域の知識がある。一方で、脆弱さを美化すれば、安全や不平等の問題を見落とす。水インフラや洪水予測技術を考える際には、技術の正確さだけでなく、人々がそれをどう理解し、生活の中で使うかも問わなければならない。難波先生の研究内容を手がかりに、気候変動時代のインフラを、人間の想像力と工夫を含む社会的な営みとして考えたい。
字数: 1020字



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