議論の整理
私の志望理由は、千葉大学文学部人文学科で和泉 ちえ先生の公式ページに確認できる古代ギリシアの自然探究、マテーマタ、フィロソフィアの相互関係、特にピュタゴラス学派とプラトンの関係を手がかりに、哲学と科学が分かれる以前の知の成り立ちを学びたいからである。現代では文系と理系が分けて語られやすいが、世界をどう理解するかという問いは本来つながっている。
問題発見
過去の経験として、数学の証明を学んだ時、答えを出す技術だけでなく、なぜその形式が確かさを生むのかに関心を持った。倫理でプラトンを学んだ際にも、善や真理の議論と数や秩序への関心がどのようにつながるのかを知りたくなった。高校の探究では、科学史を年表としてまとめるだけで、古代の人々が自然、数、哲学をどのような知として結びつけたのかまでは考えられなかった。
論証
和泉先生の公式ページでは、専門が古代哲学と科学であり、古代ギリシアにおいて自然探究、マテーマタ、フィロソフィア相互の関係がいかなるものであったのかを、テキスト解釈から得られる証拠に基づいて詳細に再構築することを基本課題としていることが確認できる。現在は主としてピュタゴラス学派とプラトンの関係に研究の重点を置いていることも示されている。これは、古典テキストを根拠に知の構造を考える学びに直結する。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、古代ギリシア哲学、科学思想史、プラトン、ピュタゴラス学派、古典語、テキスト解釈、論理的読解である。ゼミでは、自然や数をめぐる記述を、後世の理科や数学の分類に押し込めず、当時の問いの構造に沿って読みたい。数学の証明で感じた確かさへの関心を、古代における知の形式の研究へ発展させる。資料を読む際には、自然を語る表現と数を語る表現がどの場面で交わるのか、議論の相手や教育的文脈も確認したい。将来像は、教育、出版、研究、科学コミュニケーションの分野で、人文学と科学を横断して知を説明できる人材になることだ。
解決策or結論or結果の吟味
この志望では、古代の思想を現代の科学観で単純に評価しないことが重要である。現代から見れば誤りに見える説明にも、当時の問い、証拠、概念の配置がある。一方で、古典を神秘化して読むだけでは、テキストに基づく検証から離れてしまう。語句、文脈、議論の順序を丁寧に追い、どこまでが資料から言えることかを区別したい。加えて、自然探究と哲学を分けずに読むためには、古典語の表現、数学的な発想、共同体の教育のあり方を合わせて見る必要がある。和泉先生の研究内容を手がかりに、哲学と科学の境界を歴史的に考える力を養いたい。
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