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北海道大学 医学部 保健学科 福永 久典先生 ゼミ 志望理由書

議論の整理

私の志望理由は、放射線を医療や産業で安全に活用するため、被ばくによる生体影響を分子から社会までつなげて学びたい。過去の経験として高校で福島第一原子力発電所事故後の健康不安について調べた際、放射線の危険を単に怖がるのではなく、線量、影響の仕組み、防護、リスク説明を正確に理解する必要を感じた。北海道大学医学部保健学科で、福永久典先生の研究内容に基づき、放射線生物学、保健物理学、産業・環境衛生学を学びたい。

問題発見

私が問題だと考えるのは、放射線が診断や治療に不可欠である一方、発がんや遺伝性影響への不安が強く、科学的根拠と生活者の納得をつなぐ説明が難しい点である。高校の探究では放射線防護の三原則を学んだが、空間分割被ばく後の細胞・組織応答、ミトコンドリアDNAと環境ストレス、疫学データの読み方までは扱えなかった。

論証

福永先生は、放射線の遺伝性影響、空間分割被ばく後の細胞・組織応答、ミトコンドリアDNAと環境ストレスを研究テーマとしている。量子ビーム技術、生化学・分子生物学的手法、モデル動物解析、大規模コホート調査、バイオインフォマティクスを用い、放射線生物学と高精度なリスクアセスメントを結びつける研究に惹かれる。

解決策or結論or結果

入学後に学びたいこととして、放射線物理学、放射線生物学、分子生物学、疫学、統計、保健物理、リスクコミュニケーションを学び、卒業研究では被ばく後の細胞応答や放射線リスク評価に関わるテーマに取り組みたい。高校での健康不安への関心を、実験データ、疫学データ、防護基準、患者や住民への説明を含む学びへ発展させる。医療被ばくと環境被ばくの違い、確率的影響の説明、検査の利益をどう伝えるかも学びたい。将来像として、診療放射線技術や保健物理の知識を生かし、医療現場と地域社会の双方で安全な放射線利用に貢献したい。

解決策or結論or結果の吟味

ただし、放射線リスクは低く見積もりすぎても高く見積もりすぎても人を傷つける。細胞実験や動物実験の結果を人の健康影響へ直接当てはめるには限界があり、疫学研究にも交絡や不確実性がある。福永先生の研究内容に基づき、放射線の利点と危険性を同時に見つめ、根拠を丁寧に吟味して説明できる専門性を身につけたい。さらに、数値の正確さだけでなく、検査を受ける患者や地域住民が何を不安に感じるのかを聞き取る姿勢を大切にしたい。学部での演習では、実験結果、線量評価、説明資料を結びつけ、相手に応じて伝える力を鍛えたい。

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