議論の整理
私が京都大学工学部地球工学科 土木工学コースを志望する理由は、加藤 智大先生の社会基盤親和技術論に関わる研究内容を手がかりに、社会基盤を環境、災害、地域の意思決定まで含めて設計する力を身につけたいからである。高校で地理や科学を学ぶ中で、道路、河川、地盤、廃棄物、防災は別々の課題に見えても、暮らしの安全と地域の持続性を支える一つの仕組みとして結びついていると感じた。入学後は土木工学の基礎を幅広く学び、自然条件と社会条件を同時に読む姿勢を養いたい。
問題発見
過去の経験として、豪雨災害後に廃棄物が一時集積される現場の写真を見て、混ざった土砂や木くずをどう分別し再利用するかが復興の質を左右すると感じたことである。この経験から、巨大災害後に発生する混合廃棄物を、安全性と施工性を確かめながら復興資材へ転換することという問題意識を持った。社会基盤の課題は、技術的に正しい解だけでは動かない。費用、環境負荷、住民の納得、将来の維持管理が重なり、専門家が示す根拠を地域の判断へつなげる説明が必要になる。
論証
災害廃棄物と復興資材の環境地盤工学を学ぶ意義は、現場で起こる複雑な制約を分解し、実験、観測、モデル、社会調査を組み合わせて判断材料をつくれる点にある。公式情報で確認できる加藤 智大先生の専門分野は、私の関心を災害廃棄物、材料試験、環境安全性評価、復旧復興計画を結び、被災地で発生した資源を安全に循環させる学びへ接続してくれる。京都大学工学部地球工学科土木工学コースで力学、計画、環境、防災を横断して学べば、地域の安全と持続性を根拠ある計画として説明する力を伸ばせると考える。
解決策or結論or結果
入学後に学びたいことは、数学、物理、土質力学、水理学、計画学、環境工学を段階的に学び、データの前提、実験条件、評価指標、社会実装の制約を分けて整理したい。そのうえで、加藤 智大先生の社会基盤親和技術論に関わる研究内容に接続し、地盤工学、廃棄物処理、材料試験、環境安全性評価を学び、災害廃棄物から土質材料を選別する技術を検討することを中心に研究する。将来像としては、被災地で発生した資源を復興資材として適切に循環させる実務者として、地域の安全、環境負荷、費用、生活の継続性を総合的に考えられる技術者になりたい。
解決策or結論or結果の吟味
ただし、研究分野への関心を述べるだけでは志望理由として十分ではない。災害廃棄物と復興資材の環境地盤工学に関わる課題では、数値上の効率だけを優先すること、現場の不確実性を小さく見積もること、住民や行政が使える説明へ変換する過程を省くことを避けたい。入学後は基礎科目と演習を丁寧に積み上げ、調査結果を批判的に読みながら、京都大学で社会基盤を自然環境と人間社会の両面から支える学びを深めたい。
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