創価大学 総合型選抜入試小論文方式 2024年度 小論文過去問解説(社会問題の概要と学びの関連)
問1【解説】
設問文
関心のある最近の社会問題をあげたうえで、自身の考えについて述べなさい。その際、1) その社会問題の概要と関心をもった理由 2) 創価大学の建学の精神とどう関連するか 3) 本学入学後の自身の学びとの関連 が含まれるようにしてください。 600字以上~800字以内で述べなさい。
課題文・資料の要点
社会問題の概要、関心を持った理由、建学の精神との関連、入学後の学びとの関連を必ず入れる。社会問題は国内外を問わない。
設問条件の判定
- 制限字数: 600字以上800字以内
- 意見論述の要求: あり
- 選択テンプレート: 5STEPs法
- 判定根拠: 社会問題の説明と志望後の学びを結びつける必要がある。
解答プロセス
- STEP1 要件確認: 扱う社会問題を「気候変動と生活格差」とし、概要、関心理由、建学の精神、入学後の学びを含める。
- STEP2 問題設定: 災害や暑さの被害は、弱い立場の人ほど大きくなる。
- STEP3 論証: 気候変動は環境問題であると同時に、住居、所得、健康、教育の問題でもあることを示す。
- STEP4 解決策: 大学では環境、経済、地域活動を結びつけて学ぶ。
- STEP5 吟味: 抽象的な理想論にせず、生活に届く対策として考える。
問1【解答】
私が関心を持つ社会問題は、気候変動が生活格差を広げていることである。猛暑、豪雨、台風などの被害は誰にでも起こるが、実際には古い住宅に住む人、冷房費を抑えざるを得ない人、避難しにくい高齢者や障害者ほど大きな影響を受ける。気候変動は自然環境だけの問題ではなく、人々の生活と安全の問題である。
この問題に関心を持ったのは、夏の暑さが年々厳しくなる中で、熱中症対策が「各自の注意」だけでは済まないと感じたからである。冷房を使える人と使えない人、情報を得やすい人と得にくい人の間に差があれば、同じ気温でも危険度は変わる。災害時にも、避難所へ行く手段や地域の支えの有無が命に関わる。
創価大学の建学の精神は、この問題と関係する。人間の尊厳を大切にするという視点に立てば、環境対策は単に二酸化炭素を減らすことではなく、弱い立場の人の命と暮らしを守ることでもある。平和をつくる学びも、災害や資源をめぐる対立を減らす努力と結びつく。
高校までの学びでは、環境問題を理科や地理の知識として学ぶことが多かった。しかし大学では、環境、経済、政治、福祉をつなげ、自分で問いを立てて考える必要がある。
入学後は、地域社会、国際協力、経済政策について学び、気候変動対策を生活支援として考えたい。さらに、地域の防災活動や環境ボランティアに参加し、現場でどのような支援が必要かを知りたい。気候変動を遠い問題とせず、誰も取り残さない社会づくりとして学びたい。
字数カウント: 607字



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