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大妻女子大学 人間関係学部人間福祉学科 一般選考第2次 2025年度 小論文過去問解説(ダブルケアの問題と対策)

大妻女子大学 人間関係学部人間福祉学科 一般選考第2次 2025年度 小論文過去問解説(ダブルケアの問題と対策)

設問文

今後、大きな社会問題となる「子育てと親族の介護が同時期に生じる状態」の問題と対策について述べなさい。(800字程度)

問【解説】

設問条件の判定

  • 制限字数: 800字程度
  • 意見論述の要求: あり
  • 選択テンプレート: 5STEPs法
  • 判定根拠: ダブルケアの問題と対策を論じる本格的な意見論述であるため。

解答プロセス

  • STEP1 議論の整理: 子育てと介護が同時に発生するダブルケアを整理する。
  • STEP2 問題発見: 負担が家庭内の特定の人に集中し、仕事や健康に影響する点を問題化する。
  • STEP3 論証: 制度の縦割り、職場理解、家庭内分担を根拠にする。
  • STEP4 結論・解決策: 相談窓口一本化、柔軟な働き方、負担分散を提案する。
  • STEP5 吟味: 制度だけでなく相談しやすい意識づくりも必要だと確認する。

問【解答】

子育てと親族の介護が同時期に生じる状態は、ダブルケアと呼ばれる。晩婚化、出産年齢の上昇、高齢化によって、子どもを育てながら親の介護も担う人が増えている。これは一部の家庭だけの問題ではなく、仕事、家計、心身の健康、子どもの育ちに影響する社会問題である。

ダブルケアの大きな問題は、負担が家庭内の特定の人、特に女性に集中しやすい点である。子どもの送迎、家事、介護サービスの調整、通院付き添い、職場への説明などが重なると、本人は休む時間を失う。離職すれば収入が減り、将来の年金にも影響する。子どもや介護される高齢者にも不安や遠慮が生じる。

この問題は、家族の努力不足ではなく、制度が子育てと介護を別々に扱ってきたことにも原因がある。子育ては子育て支援、介護は地域包括支援センターというように窓口が分かれると、当事者は何度も事情を説明しなければならない。職場でも、育児と介護の両方を抱える人への理解が不足しやすい。

対策として第一に、自治体はダブルケアを前提に、保育、介護、就労支援を横断して相談できる窓口を整えるべきである。第二に、職場では短時間勤務、在宅勤務、介護休業、子の看護休暇を使いやすくし、利用しても不利益を受けない雰囲気を作る必要がある。第三に、男性も介護や子育てを担い、親族や地域サービスを組み合わせて負担を分散するべきである。

ただし、支援制度を作るだけでは、助けを求める心理的な壁はなくならない。家族のことは家庭内で解決すべきだという意識を変え、早めに相談することを当然にする必要がある。ダブルケアは、家族の努力だけで乗り越える問題ではない。社会全体で子育てと介護を同時に支える仕組みを作ることが、当事者の孤立を防ぐ道である。

字数カウント: 715字

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