大分大学 福祉健康科学部理学療法コース 前期 2025年 小論文過去問解説(高齢社会)
問【設問文】
問 図1、2を総合的に読み解き概説しなさい。また、図1、2をもとに、高齢社会における問題点とその改善案について、あなたの考えを500字以内(句読点を含む)で述べなさい。
問【解説】
設問条件の判定
- 制限字数: 500字以内
- 意見論述の要求: あり
- 選択テンプレート: 5STEPs法
- 判定根拠: 高齢社会に関する資料を読み、課題と改善案を論じる問題であるため。
設問文・課題文の整理
資料は、高齢者の生活、家族形態、医療・介護需要の変化を示している。設問は、そこから読み取れる問題点と改善案について、自分の考えを500字以内で述べる問題である。
解答プロセス
5STEPに当てはめた書き方
STEP1 議論の整理
高齢社会の支援について、課題文・資料が示す前提を整理する。
設問要件対応: 資料から問題点を整理する。
STEP2 問題発見
高齢社会の支援で何が問われているかを明確にする。
設問要件対応: 改善すべき課題を設定する。
STEP3 論証
本文・資料の根拠と具体例を組み合わせて説明する。
設問要件対応: 高齢者の生活機能・孤立・介護負担を根拠にする。
STEP4 結論
設問に対する自分の立場またはまとめを明示する。
設問要件対応: 改善案を述べる。
STEP5 吟味
一面的な結論にならないよう、条件や限界を確認する。
設問要件対応: 実現可能性を確認する。
問【解答】
高齢社会の課題は、寿命が延びること自体ではなく、生活機能の低下や孤立、家族だけに偏る介護負担が同時に進む点にある。
問題は、支援が医療や介護が必要になってから始まりやすいことである。早い段階で身体機能を維持し、地域とのつながりを保てなければ、要介護化と孤立が進みやすい。
理学療法の視点からは、転倒予防、運動習慣、住環境調整を地域で継続する仕組みが必要である。通院者だけでなく、閉じこもりがちな高齢者にも支援を届けるべきである。
改善案として、自治体、医療機関、地域包括支援センターが連携し、運動教室、訪問指導、家族への介護相談を一体化することを提案する。
ただし、本人の意思を無視して活動を押しつけては続かない。生活歴や目標を聞き取り、その人が望む生活を支える予防的支援にする必要がある。
字数カウント: 341字



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