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大分大学 福祉健康科学部 前期日程 2025年度 小論文過去問解説(相互依存)

大分大学 福祉健康科学部 前期 2025年 小論文過去問解説(相互依存)

問【設問文】

問 著者の考える「相互依存的な関係性」について説明し、対人援助職として求められる援助者と被援助者との関係性の在り方について、あなたの考えを600字以内(句読点を含む)で述べなさい。

問【解説】

設問条件の判定

  • 制限字数: 600字以内
  • 意見論述の要求: あり
  • 選択テンプレート: 5STEPs法
  • 判定根拠: 著者の考える相互依存的な関係性を説明し、対人援助職としての関係性について自分の考えを述べる問題であるため。

設問文・課題文の整理

課題文では、相互依存的な関係性が、一方が一方を管理・支配する関係ではなく、共に考え合い、互いを承認しながら責任を引き受ける関係として述べられている。設問は、その内容を説明したうえで、対人援助職に求められる援助者と被援助者との関係性の在り方を600字以内で論じる問題である。

解答プロセス

5STEPに当てはめた書き方

STEP1 議論の整理

相互依存は、援助者が一方的に助ける関係ではなく、共に考え合う関係だと整理する。

設問要件対応: 著者の考える相互依存的な関係性を説明する。

STEP2 問題発見

対人援助で、専門性と対等性をどう両立するかを問う。

設問要件対応: 援助者と被援助者の関係性を考える。

STEP3 論証

専門的支援、本人の自己決定、承認、共同意思決定を根拠にする。

設問要件対応: 課題文の主張を使う。

STEP4 結論

支援者は導く人ではなく、本人と共に選択肢を作る伴走者であると述べる。

設問要件対応: 自分の考えを明示する。

STEP5 吟味

対等性だけを強調して専門的責任を放棄しないと確認する。

設問要件対応: 援助職の責任を残す。

問【解答】

著者のいう相互依存的な関係性とは、援助する側が一方的に正解を与え、援助される側が従う関係ではない。互いの存在を承認し、共に考え合いながら、必要な責任を引き受けていく関係である。

対人援助で問題になるのは、援助者が専門知識をもつために、被援助者を無力な存在として扱いやすい点である。善意の支援であっても、本人の思いや選択を聞かずに進めれば、支援は管理や支配に近づく。

そのため援助者には、専門的判断を示しながらも、本人の生活史、価値観、不安を聞き取る姿勢が必要である。たとえば福祉やリハビリでは、制度上可能な支援だけでなく、本人がどのような生活を望むかを確認し、選択肢を共に整理することが重要である。

私は、対人援助職に求められる関係性は、伴走型の関係だと考える。援助者は被援助者の代わりに人生を決めるのではなく、本人が自分の力を回復し、周囲とつながりながら生きるための条件を整える役割を担うべきである。

ただし、対等性を強調しすぎて援助者が専門的責任を放棄してはならない。危険がある場合には説明し、必要な介入を行う責任もある。だからこそ、相互依存とは、対等な尊重と専門的責任を両立させる関係である。

字数カウント: 495字

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