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高知健康科学大学 健康科学部 学校推薦型選抜(指定校・公募Ⅰ期・専門高校等特別) 2025年度 小論文過去問解説(話すことの難しさ)

高知健康科学大学 健康科学部 学校推薦型選抜(指定校・公募Ⅰ期・専門高校等特別) 2025年度 小論文過去問解説(話すことの難しさ)

問3【解説】

設問文

問3. 下線部A 実は話すというのは、書くことよりもはるかに難しい技術です。という筆者の考えに対するあなたの考えを500字以内で述べなさい。

課題文の整理

課題文は、話すことを即興的な一発勝負の技術として捉え、相手の反応、場の空気、言葉の選び方を同時に判断しなければならない点で、書くことより難しい場合があると述べている。

設問条件の判定

  • 制限字数: 500字以内
  • 意見論述の要求: あり
  • 選択テンプレート: 5STEPs法
  • 判定根拠: 筆者の考えに対する自分の見解を述べるため、5段落で論点を整理する。

解答プロセス

  • STEP1 議論の整理: 話すことは、言葉の内容だけでなく、相手の表情や状況に合わせて調整する技術である。
  • STEP2 問題発見: 設問は、話すことが書くことより難しいという筆者の考えに同意するかを問うている。
  • STEP3 論証: 伝達は相手に届いて初めて成立するため、即時調整が必要な話し言葉は難しい。
  • STEP4 結論: 私は筆者に賛成し、話す力には準備、観察、言い換えの力が必要だと述べる。
  • STEP5 吟味: ただし書くことにも推敲や構成の難しさがあり、両者は異なる種類の技術である。

問3【解答】

私は、話すことは書くことより難しい技術だという筆者の考えに賛成である。書く場合は、言葉を選び直し、順序を変え、誤解がないか確認できる。しかし話す場合は、その場で相手の反応を見ながら言葉を出さなければならない。

話すことの難しさは、内容だけで決まらない点にある。同じ言葉でも、声の調子、表情、間の取り方によって受け止められ方は変わる。相手が不安そうなら説明を増やし、理解していれば先に進むという即時の判断も必要になる。

たとえば医療やリハビリテーションの場で、専門職が患者に運動の必要性を説明するとき、正しい知識を並べるだけでは十分ではない。痛みや不安を抱える患者には、励ましすぎても負担になり、説明が足りなくても信頼されない。

だから、話す力を高めるには、事前に内容を準備するだけでなく、相手の表情を観察し、必要に応じて言葉を選び直す練習が必要である。話すとは、自分の考えを外に出す行為ではなく、相手と意味を作る行為だと思う。

もっとも、書くことが簡単だというわけではない。文章には構成や推敲の難しさがある。ただ、話すことにはやり直しにくい即興性があり、より高度な総合的技術だと考える。

字数カウント: 489字

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