慶應SFC 環境情報学部 2015年 小論文 解説【林塾長作成】

問1.

(16/200、8×2、タイトル1点、サブタイトル1点)

A 「自転車は資産家の消費財から生産財に移行する」〜消費財・生産財としての自転車〜

B 「すべての人にインターネット」〜インターネットの現地語化とネットワークの効果〜

C 「多くの情報を処理する技術」〜ヘテロ構造レーダーが産んだ進化〜

D 「欲しい物は自分で作る」〜3Dプリンターという革命〜

E 「リサイクルは創造性を生み出す」〜創造性が失われた大量生産時代を乗り越えて〜

F 「人々の生活を豊かにし蝕んだフロン」〜食品文化の変遷から考えるフロンの功罪〜

G 「現代社会に必要不可欠な公開鍵暗号」〜ネット生活に溶け込んだその姿とは〜

H 「僻地で発展する新しい物流」〜人を雇うことを辞めた物流企業の全貌とは〜

 

問2

(4/200)

「移民と現地社会の衝突」

 

問3

(180/200)

 

3-1

(30/180)(140字)

 

結論……取り組んできた問題と、その解決策「移民と現地社会の衝突」「発音矯正」

(10/30)問題と解決策各5、緻密性がなければ各-1、希少性がなければ各-2

 

私が取り組んできた問題解決は「移民と現地社会の衝突」を「移民の日本語発音矯正」を通じて解決するというものです。

 

根拠・具体例……なぜそれをしたか、具体的にはどういうものか「日本の民族構成」「発音矯正で現地化の促進」

(10/30)根拠・具体例各5、緻密性がなければ各-1、希少性がなければ各-2

 

なぜ、このような問題解決を行ったかと言うと、人口の95%以上が日本人である日本社会で日本語の発音矯正をすることが、移民と日本人の共生につながるからです。

 

結論……告知文句「ネットが通じない、停電しがちな僻地にどう届けたか」

(10/30)続きを読みたいと思うかどうかで10点満点評価

 

ネットが通じない、停電しがちな僻地に住んでいる日本渡航前の移住希望者にどのようにサービスを届けたのかを含めて話したいと思います。

 

私が取り組んできた問題解決は「移民と現地社会の衝突」を「移民の日本語発音矯正」を通じて解決するというものです。ネットが通じない、停電しがちな僻地に住んでいる日本渡航前の移住希望者にどのようにサービスを届けたのかを含めて話したいと思います。

(119文字)

 

 

3-2

(150/180)(1000字)

 

議論の整理……日本語の発音矯正アプリを移民希望者向けに作成(原理・仕組み・実装方法・ターゲット・問題の所在・展開方法)

(10/150) とりあえず書いている3、緻密性がある3、希少性がある4、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

私は、日本語の発音矯正アプリを日本に移住することを希望する方向けに作成している。これは機械学習の中でも教師あり学習を利用したものであり、ネイティブ日本人の発音を教師データーとした上で、それに近い発音を合格、それとは異なる発音を不合格とすることで日本語発音の矯正を図っている。

 

問題発見……母集団が多くない地域での発音矯正が難航

(20/150) とりあえず書いている6、緻密性がある6、希少性がある8、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

こうした取り組みは、日本への移住希望者が多い中国・韓国では比較的上手く行った。特に機械学習の特性上、発音がどんどん良くなる中国人・韓国人のデーターが多く集積されたことは他の商品とは異なる本商品の際立って優れた特徴となった。

 

論証……サンプルが少ないため→スマホが普及していない、電気や接続が不安定

(50/150) 主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

一方で、中国人・韓国人の移住希望者が一巡した後に日本への主な移住希望者となったベトナムやラオス、インドネシア、ミャンマー、ネパール、バングラディッシュといった国々の人々の発音矯正は困難を極めた。その要因として、まずこれらの人々の発音矯正にあたってのサンプルが少ないためである。中国人・韓国人であれば母国語の発音の影響を受けた発音から矯正されていくデーターがあるが、地域方言が多岐に渡る彼らにはそうしたサンプルデーターがなかった。また、こうしたソフトは日本に渡航する前の日本語学習段階で用いるが、そもそもスマホ普及率が低かったり、電気やインターネット接続が不安定だったりしたことがこうしたサンプル数の乏しさに拍車をかけた。

 

結論……スマホを普及させる金融システムを作る、太陽光発電、接続しなくても使える仕組み、接続したときにデーターを同期する仕組み

(50/150) 主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

こうした問題に対し、私達は移住希望者が将来的に就職するであろう企業から協力金を募り、移住希望者に少額の融資をすることで解決した。また停電時の太陽光発電や、インターネット接続がなくても少なくとも発音の正誤確認は出来、最新の発音矯正データーはwifi環境があるときに一斉に同期する仕組みを作るなどすることで停電とネット接続の問題を解決した。

 

吟味……培った金融・ITのノウハウが全体の発展を下支えする

(20/150) とりあえず書いている6、緻密性がある6、希少性がある8、主語・対象語・動詞抜け、漢字間違い、送り仮名間違い(各-1)、論理飛躍各-1

 

また、こうした問題解決の中で培った金融・ITのノウハウが日本に移住を希望する人々が住んでいる地域をも含めた全体の発展を下支えした。それにより、より質の高い人材を渡航前から育成した上で日本に移住していただくことができるようになったことから、日本社会と移民とが抱える葛藤を相当部分解消することができるようになった。

 

 

私は、日本語の発音矯正アプリを日本に移住することを希望する方向けに作成している。これは機械学習の中でも教師あり学習を利用したものであり、ネイティブ日本人の発音を教師データーとした上で、それに近い発音を合格、それとは異なる発音を不合格とすることで日本語発音の矯正を図っている。

こうした取り組みは、日本への移住希望者が多い中国・韓国では比較的上手く行った。特に機械学習の特性上、発音がどんどん良くなる中国人・韓国人のデーターが多く集積されたことは他の商品とは異なる本商品の際立って優れた特徴となった。

一方で、中国人・韓国人の移住希望者が一巡した後に日本への主な移住希望者となったベトナムやラオス、インドネシア、ミャンマー、ネパール、バングラディッシュといった国々の人々の発音矯正は困難を極めた。その要因として、まずこれらの人々の発音矯正にあたってのサンプルが少ないためである。中国人・韓国人であれば母国語の発音の影響を受けた発音から矯正されていくデーターがあるが、地域方言が多岐に渡る彼らにはそうしたサンプルデーターがなかった。また、こうしたソフトは日本に渡航する前の日本語学習段階で用いるが、そもそもスマホ普及率が低かったり、電気やインターネット接続が不安定だったりしたことがこうしたサンプル数の乏しさに拍車をかけた。

こうした問題に対し、私達は移住希望者が将来的に就職するであろう企業から協力金を募り、移住希望者に少額の融資をすることで解決した。また停電時の太陽光発電や、インターネット接続がなくても少なくとも発音の正誤確認は出来、最新の発音矯正データーはwifi環境があるときに一斉に同期する仕組みを作るなどすることで停電とネット接続の問題を解決した。

また、こうした問題解決の中で培った金融・ITのノウハウが日本に移住を希望する人々が住んでいる地域をも含めた全体の発展を下支えした。それにより、より質の高い人材を渡航前から育成した上で日本に移住していただくことができるようになったことから、日本社会と移民とが抱える葛藤を相当部分解消することができるようになった。

(877文字/1000文字)

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