青山学院大学 総合文化政策学部 2018年 小論文 解答例

(v9f181001m0)

■設問

問題1

このような場合、議論の整理の「共通の前提」「説明」の応用型を使うと良い。

 

問題2

ここでは、反論を行うために、「問題発見」のうち「問題の特定」「問題の列挙」を使うべき。

 

問題3

ここでは、まず自分の立場を明らかにする。「議論の整理」を行った上で、「論証」で事例を交えて記述する。

 

問題4

穴埋め

 

■解答

問1

ルソーは、人民と政府の距離が増すほど、それだけ租税が重荷となるため、貧しい人民にはすべて共同の利益で用いられる民主制が適していると主張した。また、その国の風土によって、生産量と住民の消費量が異なるため、過剰生産物に差が出る。その差によって、順応する国家政治の形態や人民の種類が異なると述べた。さらに、人口密度が過多によって、反乱の起こしやすさが異なり、政治形態に影響を与えていると主張した(195文字)。

問2

ルソーは、温暖地域と寒冷地域を比べ、温暖地域は生産量が多いが、反対に国民の健康維持のためには消費量は少なくて済むため、多くの過剰生産物が出て専制政治に有利な土地であると述べている。しかし、これは食糧生産という部分のみ捉えた視点である。中には、農作物は育たなくとも、石油や石炭などの天然資源が豊富に産出され、経済的に豊かな土地も存在する。一概に、風土とそれに順応する政治形態を当てはめることはできない。(200文字)

問3

私は、問2の立場に賛成である。ルソーは、専制政治が臣民を幸せにせず、統治するために貧困にしてしまうと批判している。そして、余剰の少ない貧しい国では、租税の負担が大きく、民主制が適していると主張している。しかし、温暖地域では単に農作物の過剰が多いという理由で、租税の負担が少なく、専制政治が行われることが許容されている。現に、このような考え方の元、赤道付近の国々はヨーロッパやアメリカなどの農場として、植民地化された歴史もある。確かに寒冷地域では農作物は育ちにくいが、天然資源の発掘や工業産業などによって、十分経済的に自立することが可能である。風土によって、政治形態の適性をはかることはできない。(297文字)

問4

12→03

34→19

56→12

78→16

910→07

1112→06

1314→01

1516→14

1718→13

1920→15

 

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