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島根県立大学 国際関係学部国際関係学科国際コミュニケーションコース 一般選抜(前期日程) 2025年度 小論文過去問解説(法律に従うことと市民的不服従)

島根県立大学 国際関係学部国際関係学科国際コミュニケーションコース 一般選抜(前期日程) 2025年度 小論文過去問解説(法律に従うことと市民的不服従)

第1問【解説】

設問文

法律に従うことは、当たり前のことと考えられているが、キング牧師の活動は多くの法律を破る行為が含まれており、彼自身もそれによって投獄されている。それにも関わらず、彼の活動は多くの人々から支持されている。それでは、法律に従うことは、当たり前のことではないのか。あなたの考えを500字以上700字以内で書きなさい。

課題文の整理

課題文は、アメリカ公民権運動におけるキング牧師の非暴力直接行動を扱う。差別的な法律や隔離政策に対して、あえて逮捕や投獄を受け入れながら抗議することで、社会に争点と向き合う緊張を生み出した点が示されている。

設問条件の判定

  • 制限字数: 500字以上700字以内
  • 意見論述の要求: あり
  • 選択テンプレート: 5STEPs法
  • 判定根拠: 法律遵守と市民的不服従の関係について、自分の考えを500字以上で論じる設問であるため。

解答プロセス

  • STEP1 議論の整理: 法律遵守は社会秩序の基本だが、法律そのものが差別を支える場合もある。
  • STEP2 問題発見: 設問は、法律に従うことが常に当然なのか、それとも例外があるのかを問うている。
  • STEP3 論証: 遵法を重視する立場は秩序を守るが、不正義な法への服従は被害を固定する。
  • STEP4 結論: 法律に従うことは原則として当然だが、人間の尊厳を侵害する法律には、非暴力で責任を引き受ける抵抗が認められる。
  • STEP5 吟味: 自分勝手な違反との区別には、公共性、非暴力性、処罰を引き受ける覚悟が必要である。

第1問【解答】

法律に従うことは、原則として当たり前である。法律が守られなければ、社会の予測可能性が失われ、力の強い者だけが得をする危険がある。課題文のキング牧師の活動も、法律一般を軽視したのではなく、差別を制度化した法律の不正義を問題にしたものだと考える。

問題は、法律が常に正義を実現するとは限らない点にある。アメリカ南部の隔離政策のように、法律が黒人を公共空間から排除し、人間としての尊厳を傷つける場合、ただ従うことは秩序を守る行為であると同時に、不正義を温存する行為にもなる。

たしかに、個人が自分の都合で法律を破れば社会は混乱する。税金を払いたくない、交通規則が面倒だという理由で違反することは認められない。しかしキング牧師の非暴力直接行動は、自分の利益のためではなく、差別される人々の権利を社会全体に問うための行動だった。

したがって、法律に従うことは当然であるが、例外はある。その例外とは、法律が人間の平等や尊厳を明白に侵害し、通常の話し合いや制度内の手段だけでは改善されない場合である。そのときは、暴力ではなく、公開された抵抗によって問題を可視化することが許される。

もっとも、その抵抗は慎重でなければならない。市民的不服従が正当化されるには、公共的な目的、非暴力、他者への配慮、そして処罰を引き受ける覚悟が必要である。法律を守る原則を大切にしながら、不正義な法を正す責任も市民にはある。

字数カウント: 590字

第2問【解説】

設問文

Students at the University of Shimane must ask questions in the field of International Communication and write a graduation thesis before they graduate. The curriculum of the International Communication Course is designed to give students ideas, skills, research methods, and opportunities to learn more about problems in International Communication. If you were an International Communication Course student, what would you like to research by yourself? If you do not have a specific topic at this moment, write about your interest in International Communication, and how you would like to explore this interest at the University of Shimane. Your response should be about 150 words in English. If using a Japanese word is necessary, add an explanation in English.

設問条件の判定

  • 制限字数: 英語約150語
  • 意見論述の要求: あり
  • 選択テンプレート: 5STEPs法
  • 判定根拠: 研究したいテーマと大学での探究方法を英語で簡潔に述べる設問であるため。

解答プロセス

  • STEP1 要件確認: 国際コミュニケーションで自分が研究したいテーマを英語約150語で示す。
  • STEP2 問題設定: 社会運動の正義の訴えは、文化や言語が違う相手に誤解される可能性がある。
  • STEP3 研究対象: 公民権運動、SNS、翻訳、メディア表象を比較する。
  • STEP4 探究方法: スピーチ、報道、投稿を読み、語の翻訳と受け取られ方を分析する。
  • STEP5 結論: 島根県立大学で研究方法と言語運用を学び、異文化間の理解を深める。

第2問【解答】

I would like to research how social movements communicate the idea of justice across different cultures. In particular, I am interested in civil disobedience, because an action that looks illegal in one society may be understood as a moral appeal in another context. To study this topic, I would compare speeches, news reports, and social media posts about movements such as the American civil rights movement. I would also examine how words like “justice,” “law,” and “freedom” are translated and interpreted by different audiences. At the University of Shimane, I would like to improve my English and learn research methods, including text analysis and interviews. Through this research, I hope to understand how communication can reduce misunderstanding and help people discuss difficult social issues without simply treating each other as enemies.

字数カウント: 131語

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