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上智大学法学部法律学科 白石友行教授ゼミ志望理由書例:AIと不法行為法を研究する

議論の整理

白石友行教授は、民法全般、とくに契約不履行法、不法行為法、人の法、フランス民法を研究し、AI、仮想空間、アバターなど先端技術に関わる法的研究にも取り組んでいる。AIが判断支援、生成、運転、医療、採用に使われるようになると、損害が発生した場合に誰が責任を負うのかが問題になる。

共通の前提は、技術革新を進めるには利用者の安全と被害者救済が必要だという点である。論点は、開発者、提供者、利用者、データ提供者のどこに責任を負わせるべきか、また過失をどのように判断するかである。私は、AIの判断が人の生活に影響する場面で、責任の所在が曖昧になる危険に関心を持った。

問題発見

私が研究したい問題は、AIによる損害について、不法行為法がどのように被害者救済と技術発展を両立させるかである。AIは学習データやアルゴリズムによって結果が変わり、利用者にも内部の判断過程が分かりにくい。

被害者が過失や因果関係を証明するのが難しければ、救済は機能しない。一方で、開発者に過度な責任を負わせれば、新技術の利用が萎縮する。

論証

不法行為法は、損害の公平な分担と将来の事故予防を担う。AIによる損害でも、被害者を救済し、リスクを管理できる主体に予防措置を促す必要がある。

しかし、AIの特徴は、損害が単一の人の行為だけで説明しにくい点にある。設計、学習データ、運用環境、利用者の入力が重なって結果が生まれる。責任を一人に押しつけるのではなく、リスク管理能力に応じた責任分配を考える必要がある。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部法律学科で、白石教授の民法研究に学び、AIと不法行為法の関係を研究したい。具体的には、AIによる誤判断、差別的結果、仮想空間上の損害を対象に、過失、因果関係、説明義務、製造物責任との関係を検討したい。

将来は、テクノロジー法務や消費者保護の分野で、新技術を社会に受け入れられる形で実装する仕事に関わりたい。そのために、民法、情報法、消費者法を学び、先端技術のリスクを民法の基本原理から分析する力を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

AIに関する法制度を作る際、未知のリスクを恐れて規制を強めすぎる危険がある。一方で、技術発展を理由に被害者救済を後回しにすれば、社会的信頼は失われる。

私は、AIを特別扱いしすぎず、民法が蓄積してきた損害、過失、因果関係の考え方を出発点に研究したい。新しい技術を古い法で無理に処理するのではなく、基本原理を更新する姿勢を白石教授の下で学びたい。

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