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上智大学法学部法律学科 大橋真由美教授ゼミ志望理由書例:行政救済法と裁判外紛争解決を研究する

議論の整理

大橋真由美教授は、行政法、とくに行政救済法を専門とし、行政関連紛争を裁判以外の手法で解決することに関心を持っている。行政活動は、許認可、給付、規制、指導などを通じて市民生活に密接に関わる。行政判断に不服がある場合、裁判は重要な救済手段だが、時間や費用、専門性の壁がある。

共通の前提は、行政に対する救済制度は市民の権利保障に不可欠だという点である。論点は、裁判による厳格な審査と、行政不服申立てやADRのような柔軟な解決をどのように使い分けるかにある。私は、行政手続で困った人が裁判まで進めずに諦める場合が多いのではないかと考えた。

問題発見

私が研究したい問題は、市民が行政との紛争を早期かつ公正に解決できる制度をどのように設計するかである。行政処分の取消訴訟だけでは、紛争の背景にある説明不足、誤解、手続上の不満を十分に解消できないことがある。

一方で、裁判外の手続は柔軟である反面、行政側に有利な調整に流れる危険もある。公平性と利用しやすさを両立させる必要がある。

論証

行政救済では、違法な行政処分を正すだけでなく、市民が行政の理由を理解し、自分の言い分を出せることが重要である。裁判外手続は、専門家の関与や対話を通じて、紛争を早い段階で解決する可能性を持つ。

しかし、裁判外手続が行政内部の処理にとどまれば、独立性や透明性が不足する。第三者性、記録化、理由提示、裁判への接続を整えることで、柔軟な救済を権利保障として機能させる必要がある。

解決策or結論or結果

私は上智大学法学部法律学科で、大橋教授の行政救済法研究に学び、行政関連紛争における裁判外解決手続の可能性を研究したい。具体的には、福祉給付、生活環境、自治体行政を対象に、行政不服申立て、オンブズマン、ADRの制度設計を比較したい。

将来は、自治体法務や公共政策の分野で、市民が行政に対して声を上げやすい救済制度づくりに関わりたい。そのために、行政法、地方自治法、民事訴訟法を学び、裁判と対話型手続を接続する視点を身につけたい。

解決策or結論or結果の吟味

裁判外手続を重視すると、法的な白黒が曖昧になり、行政の違法性が十分に明らかにされないという批判がある。たしかに、重要な権利侵害では裁判による判断が必要である。

私は、裁判外手続を裁判の代替ではなく補完として位置づけたい。早期解決できる紛争は柔軟に処理し、重大な争点は裁判へ接続する制度を研究することで、行政救済をより利用しやすいものにしたい。

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